中東観察

　【カイロ時事】イラク北部クルド自治区からの報道によると、２５日行われた自治政府議長選と自治議会（定数１１１）選の暫定結果が２９日発表され、バル ザニ議長が得票率６９．６％で再選を決めた。産油都市キルクークの帰属などをめぐり、アラブ人主導の中央政府との対立が続く中、領土問題で強い立場を取る 同議長が支持を集めた。
また、統一リストで臨んだ二大政治勢力のバルザニ議長率いるクルド民主党（ＫＤＰ）とタラバニ・イラク大統領が党首を務 めるクルド愛国同盟（ＰＵＫ）が同５７％を獲得して議会最大勢力の立場を維持した。一方、改革を訴えた野党勢力「変革」が同２３．６％を得て、ＫＤＰや ＰＵＫに次ぐ議席を獲

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