2024/11/25 00:51 |
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2009/07/30 12:57 |
アフガン:米無人機による攻撃、南部で多発 子供ら犠牲に |
【カブール栗田慎一】パキスタン部族地域で続く米軍の無人機によるミサイル攻撃が、武装勢力タリバンが支配するアフガニスタン南部でも多発してい る。無人機は今年に入って、従来の武装ヘリや戦闘機に代わって投入されるようになり、多数の市民が空爆に巻き込まれているという。攻撃で家族や家屋を失 い、カブールに避難してきた人々は「ゲーム感覚で人殺しが続いている」と憤った。
カブール郊外にある避難民キャンプ。南部のヘルマンド州やカンダハル州などからの避難民約1万3000人が暮らす。
ヘルマンド州サンギン地区ミヤンルディ村から5月にたどり着いたヌール・モハマッドさん(28)は、血を流して横たわる我が子2人の遺体写真をポケットから取り出した。
1月にタリバンが村にやってきて米軍の車列を銃撃。数分後、「パイロット席のない小型機」が飛来し、ミサイル攻撃を開始した。しかし、タリバンは村から逃げた後。長男(5)と長女(4)は空爆で倒壊した家屋の下敷きになり、まもなく息を引き取った。
「米国はなぜ我が子を殺したのか。タリバンだと言うのか」。怒りを殺した静かな口調で問いかける。
爆撃で人口約7000人の村は壊滅状態となり、モハマッドさんは家族6人を連れてカンダハル郊外に避難。カンダハルも5月に戦闘が激化したため、カブール行きを決めた。
今年に入ってキャンプにたどり着いた避難民たちは、米軍の攻撃が従来の有人機から無人機に代わったと口をそろえた。トカゲの頭のような前部を持つ 機体や金属音を響かせる特徴から、パキスタンへの越境攻撃で使われている無人機と同タイプとみられる。アフガン南部では今、頻繁に飛び回る姿が目撃されて いるという。
無人機は先端に取り付けられたカメラからの映像をもとに遠隔操作されている。2月に無人機による空爆で母親を失ったというサンギン地区の別の村から来たミルアジャンさん(35)は「安全な場所にいる人間が、痛みも分からずに遊び感覚で人を殺しているのだろう」と語った。
▼戦場で,もしくは非戦闘地域で非戦闘員を殺めたら,それを罪とするのは難しい.ましてやそれが無人機によるミサイル攻撃ともなると憎しみの矛先を,細かく限定するのさえ至難になりそうです.
「米国はなぜ我が子を殺したのか。タリバンだと言うのか」私は日本人ですが,米国は頼りがいのある
同盟国.仲間の仕業は当国の仕業とも言える.まぁ極端ですが.まだ何もわからぬ子供らが
何も知らずに殺されていく.先進数国はここまで科学技術が発達し,知識は蔓延しているというのに・・
何が足らないというのだろう?頭が痛くなる.まぁ個人的には行動だろうな・・
2009/07/30 12:44 |
イスラエル、ガザへのセメント搬入承認 国連工事限定 |
イスラエル首相府直属の報道担当者によると、国連機関などが携わる一部の建設工事用に限って承認する。開始時期は、ガザを支配するイスラム組織ハマスの 手にセメントが渡らないよう、国防省や国連機関などが調整したうえで「近く実施する」としている。地元メディアは、製粉所や下水道処理施設などの建設に使 われると報じている。
イスラエルは、ハマスがガザを武力制圧した07年6月以降、ガザへの人や物の出入りを厳しく制限してきた。特に建設資材は、ハマスなどの武装勢力が軍事拠点づくりに使う可能性があるとして、1月の攻撃停止以降、搬入許可を一切出していなかった。
ガザでは、昨年末から3週間続いたイスラエル軍による攻撃で多くの家屋や学校、工場などが破壊されたが、建設資材がないため、復興作業が進んでいなかった。
国連機関や国際NGOは、新学期が迫っているにもかかわらず学校の修復が進んでいないと訴え、同国に境界封鎖の全面解除を強く求めている。
2009/07/30 12:43 |
イラン:大統領、孤立 「ハメネイ師軽視」保守派が包囲網 |
【テヘラン春日孝之】政治混乱が続くイランで、最高指導者ハメネイ師を頂点とするイスラム体制の保守勢力が、人事を巡ってハメネイ師に盾突いたア フマディネジャド大統領への巻き返しを強めている。最高指導者の軽視は体制の根幹を揺るがすと危機感を深めたからだ。混乱の焦点は、当初の保守派VS改革 派という図式から、保守派内の大統領包囲網へ移行。大統領派は孤立を深めており、政権は来月5日の2期目の発足を前に「機能不全」に陥っている。
◇2期目発足まで1週間
27日の国営テレビは、アフマディネジャド大統領が親族のマシャイ氏を副大統領から筆頭副大統領に昇格させた16日の人事など政権運営を正面切って攻撃。国営メディアの大統領批判は異例だ。
マシャイ氏は国是に反し「イランはイスラエル国民の友人」と発言したことがあり、保守系の聖職者や国会議員が猛反発。ハメネイ師が18日、大統領に解任を求めたが、大統領は抵抗し、24日になって渋々応じた。
これだけでも異常事態だが、大統領は、その後も混迷を重ねた。副大統領人事に反発したモホセニエジェイ情報相を解任。一方で、大統領からいったん口頭で解任を告げられたというサファルハランディ文化・イスラム指導相が辞表を提出した。
2人が辞めた場合、05年の政権発足時に21人いた閣僚のうち、退任者は過半数の11人に達する。議員から「憲法の規定により、国会で閣僚全員の新たな信任が必要だ」との主張が出たため、大統領は一転して指導相の辞表受理を拒否した。
こうした情勢を受け、国会(定数290)の保守系議員約200人が26日、大統領に対し、連名で「最高指導者に従い行動を正すよう」求める書簡を 送りつけた。28日には解任された情報相を「イスラムと革命に奉仕した」と擁護する声明も発表。大統領の「専横」をけん制する包囲網を強めた。イランでは 憲法上、大統領職は体制のナンバー2だが、行政府の長にすぎない。保守派の多数派は、大統領を非難することにより、大統領選後の混乱で傷ついた最高指導者 の権威回復を図る思惑もあるとみられる。
ある保守系議員は、大統領の一連の迷走を「自殺行為だ」と批判。「政権は死に体」との見方すら出ている。政権2期目の閣僚人事などを巡っても波乱が起きそうな雲行きで、政権が核問題を含む対外政策に目配りする余裕は当面なさそうだ。
2009/07/30 12:37 |
拉致された英国人、新たに2人の死亡確認 イラク |
ロイター通信は29日、2007年にイラクの首都バグダッドで武装集団に拉致された英国人5人をめぐり、既に死亡が確認されていた2人を除く3人のうち2人について死亡が確認されたと報じた。
5人はコンピューター技師1人と警備員4人。技師は生存しているとみられ、今回死亡が確認されたのは警備員2人。4人の警備員は同時に殺害されたという。
5人は同年5月、バグダッド中心部の財務省施設から拉致された。(共同)
▼その財務省施設とやらがどの程度のセキュリティだったかは皆目わからないものの 4人もの警備員をさらってしまう武装力となると、おちおちバグダットで仕事もしていられないのだろうなぁ・・PMCに需要が生まれるわけですね.
2009/07/30 12:28 |
イラン:国外反体制組織、イラク拠点で部隊と衝突 |
【カイロ和田浩明】イランの国外反体制組織「ムジャヒディン・ハルク(MKO)」のイラク国内にある拠点で28、29の両日、イラク治安部隊との衝突が発生した。AFP通信によると、警官2人と住民7人が死亡、400人以上が負傷した。
MKOはイランと敵対したフセイン旧政権が受け入れ、03年のイラク戦争後は駐留米軍の保護も受けたが、イランと良好な関係を維持するマリキ現政権は国外への排除方針を表明していた。
イラク政府報道官は27日、同拠点の治安権限を掌握すると発表、英国のMKO支援団体がオバマ米大統領に介入を要請していた。
米国務省のケリー報道官は28日の定例会見で、「問題はイラク政府の管轄事項だが、住民が人道的に扱われるよう事態を注視している」と述べた。
イラクでは6月末に駐留米軍の戦闘部隊が都市部を撤退し、イラク側が治安権限を回復している。