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2009/06/29 13:19 |
【イラン騒乱】「やつらはいまも騒いでいる」 情報相、米・イスラエルを非難 |
【カイロ=村上大介】ロイター通信によると、イランのモフセニエジェイ情報相は28日、国営テレビで、改革派支持者らの大規模抗議行動につながった今月12日の大統領選挙について、「選挙結果に影響を与えるような組織的な不正行為はなかった」と言明。「米国とシオニスト(イスラエル)はイランを不安定化させることを狙っている。やつらは選挙の何カ月も前から不正が行われると騒ぎ、いまも騒いでいる」と米国などを非難した。
一方、選挙不正を訴えて再投票を求めているムサビ元首相を支持する改革派の市民ら約3000人が28日夕、1981年に暗殺された著名なイスラム法学者、ベヘシュティ師を追悼するためにテヘラン市内のモスク(イスラム教礼拝所)で開かれた集会に参加した。テヘラン市当局は集会を禁止していた。
同師は革命指導者ホメイニ師の側近の一人で、当時、率いていたイスラム共和党本部の爆破テロで死亡した。事件では70人以上が犠牲になった。ベヘシュティ師の息子アリゼラ氏は改革派で、ムサビ元首相を支持している。
集会に集まった市民と治安部隊の間に小競り合いがあったが、治安部隊は集会が街頭デモに発展しないよう規制し、衝突には至らなかった。
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