【バ グダッド5日AFP=時事】イラクのマリキ首相は今月21日から米国を訪問する。非軍事的協力を強化するのが訪問の目的という。マリキ首相の顧問を務める ヤシン・マジド氏が5日、AFP通信に明らかにした。(写真はバグダッドで3日、共同記者会見に臨むバイデン米副大統領=左=とマリキ首相)
マリキ首相はニューヨークで潘基文・国連事務総長と、ワシントンでオバマ米大統領とそれぞれ会談する。
イラクにはバイデン米副大統領が今月初めに予告なしに訪問し、マリキ首相らイラクの指導者に対し、国民融和のプロセスを加速するよう促した。副大統領は政治的な進展の障害になるとして、根強い宗派・民族間の確執に対して繰り返し懸念を表明した。
これに対しマリキ首相は、国民融和のプロセスは国内問題であるとして、米国の介入を拒否するとともに、外部の干渉は新たな問題を引き起こすことになると注 意を喚起した。首相は3日、イラク都市部からの駐留米軍の撤収完了について「両国の関係が新たな段階に入ったことを示すものだ」との認識を示した。
また次回の米国訪問については「さまざまな分野での2国間関係の促進やサダム・フセイン旧政権中に科された制裁の撤廃などに努める」と述べていた。 〔AFP=時事〕(2009/07/06-09:55)
2024/11/25 05:22 |
[PR] |
2009/07/07 14:08 |
イラク首相、今月21日から訪米=非軍事的協力の強化に狙い |
イラク首相、今月21日から訪米=非軍事的協力の強化に狙い
PR
- トラックバックURLはこちら