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2009/07/16 11:29 |
イラン機墜落 遺体激しく損傷、身元の判別困難 |
イランのガズビン州で15日、墜落した旅客機のエンジン部品を現場から移動させる赤新月社ボランティア=ロイター
【テヘラン=吉武祐】イランの民間航空会社カスピアン航空の旅客機が15日に同国北西部ガズビンで墜落した事故で、現場の状況が判明した。機体は激しい爆発と火災に見舞われ、死亡した乗客乗員計168人の遺体は身元判別が不可能なほど損傷が激しい。
イランの国営放送などが伝えた目撃談によると、事故機のロシア製ツポレフ154型は、後尾部のエンジンが火に包まれた状態で墜落し、爆発、炎上した。墜落地点から数百メートル離れたところで機体や人体の細片が発見され、衝撃の大きさを物語っている。
イランの航空当局は調査チームを現地に派遣し、事故の本格的な調査を開始した。
イランの航空業界は79年のイスラム革命後、米国主導の制裁の影響で欧米製の新型航空機が導入できず、部品調達にも不自由している。ロシア製などの旧型 機に頼り、業界全体が疲弊しているとされる。ロイター通信のまとめによると、最近10年は、軍用機も含めてほぼ年1度の割合で墜落事故が起きている。
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