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2009/06/30 15:17 |
イラン:大統領の再選確認「不正、注目に値しない |
【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の最終承認機関である護憲評議会は29日、12日に実施された同選挙でアフマディネジャド大統領が勝利したことを最終確認した。国営放送が伝えた。
護憲評議会のジャンナティ議長は29日、内務相に送った書簡で、一部(無作為に選ばれた10%)投票箱の再集計の結果、「ほんのわずかな不正」を認めたものの「注目に値しないほどだ」と判断。大統領の「再選」という結果の正当性を確認した。
これにより、ムサビ元首相、カルビ元国会議長の改革派2候補は「法的」に再選挙を求める道は完全に閉ざされた。だが、両者は「一部の再集計では不十分」などとして今回の集計の立ち会いを拒否しており、今後、抗議運動をどう展開するかが次の焦点になりそうだ。
最高指導者ハメネイ師は19日の演説で、護憲評議会の最終結論を待たず、今回の選挙結果を無効にすれば「将来にわたるすべての選挙で同様の疑義が出る恐れがあり、選挙の信頼性を損なう」と述べた。
このため、再集計は「結論ありきの形式的なもの」にならざるを得なかった側面がある。
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