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2009/07/18 16:22 |
ムサビ氏、金曜礼拝参加 支持者十数万人集まる イラン |
テヘランであった金曜礼拝=ロイター
【テヘラン=吉武祐】イラン大統領選で敗れ、投開票に不正があったと抗議してきた改革派のムサビ元首相が17日、テヘラン大学での金曜礼拝に出席した。 事前に予告していたため支持者が押し寄せ、十数万人に上ったとみられる。選挙結果に対する改革派の根強い不満が示されたかたちだ。
ムサビ氏は大統領選後、大規模な抗議集会に数回顔を出したが、その後はほとんど公の場に姿を現していなかった。この日は、一般参加者にまぎれて座り、アフマディネジャド政権を批判するラフサンジャニ元大統領の説話に耳を傾けた。
政権側は出席を阻むこともできたが、建国の父である故ホメイニ師の最側近だったムサビ氏らを閉め出すことは世論の反発を買うと判断した模様だ。ムサビ氏陣営はこうした点を見越して、金曜礼拝を政治的アピールの場に変える意図があったとみられる。
選挙結果を受け入れない姿勢を貫いているムサビ氏に対し、保守強硬派からは「騒乱を扇動した」として訴追を求める声が出ている。選挙後、改革派指 導者が多数逮捕されており、ムサビ氏はアフマディネジャド大統領への対決姿勢は保ちつつも、逮捕されるのは避けなければならない状況にある。それだけに民 衆の支持をつなぎとめる必要に迫られている。
17日の金曜礼拝の会場周辺では、デモ参加者と武装警察や志願民兵バシジとの衝突が所々で起きた。
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