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中東観察

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2009/07/23
15:50
メッカ巡礼を規制へ=新型インフル拡大懸念で-サウジ

【カイロ時事】毎年200万人以上の信徒が参加しているイスラム教の五行(信徒の義務)の一つであるサウジアラビアの聖地メッカへのハッジ(大巡礼)やウ ムラ(小巡礼)が、新型インフルエンザを拡大させる場になるとして、高齢者や子供の参加が禁じられることになった。アラブ各国の保健相が22日、カイロで の会合で決めた。
今年のハッジは11月に予定され、ウムラはそれ以外の期間に行われる。インフルエンザの拡大を受け、イスラム諸国で巡礼参加へ の懸念が強まっていた。実際、ウムラを終えて最近サウジから帰国したエジプト人女性(25)が新型インフルエンザに感染して死亡した。(2009/07 /23-14:20)
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2009/07/23
15:49
国民感情へ配慮? パキスタン首相、米軍の無人機攻撃批判

2009.7.23 09:58

 パキスタンのギラニ首相は22日、イスラマバードで米国のアフガニスタンパキスタン担当のホルブルック特別代表と会談、首相府によると、首相は、米軍がパキスタン北西部で続ける無人機による武装勢力への攻撃は、パキスタン政府の武装勢力掃討作戦にとり逆効果だと批判した。

 同国政府は再三、無人機攻撃は主権侵害と米側に抗議しているが、国民の反米感情への配慮にすぎず、実際は攻撃に同意しているとされる。

 一方、ホルブルック氏は会談後の記者会見で、隣国アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンと、パキスタンを拠点とするタリバンが「国境を自由に行き来して連携している」と指摘、米国とパキスタンにインドも含めた3カ国の協力の必要性を強調した。(共同)

2009/07/23
15:46
イスラエルのアラブ人用教科書から「ナクバ(大惨事=イスラエル建国)」の記述削除

2009.7.23 09:07

 イスラエルのサール教育相は22日、同国のアラブ人小学生用教科書にある、アラブ人がイスラエル建国を「ナクバ(大惨事)」と呼んでいるとの記述を削除することを決めたと明らかにした。教育相は国会で「自国建国を大惨事とみなす国などない」と理由を述べた。AP通信によると、アラブ人の国会議員は「パレスチナ・アラブ系国民の存在に対する攻撃だ」と批判した。

 ナクバの記述は2007年、オルメルト前政権の左派系の教育相の主導で初めてアラブ人用教科書だけに採用されたが、今春のネタニヤフ右派政権への交代を受け、わずか2年で姿を消すことになった。ユダヤ人用教科書にナクバが記述されたことはない。同国ではユダヤ人建国記念日を祝う一方、アラブ人はナクバを悲しむ行事を毎年行っている。(共同)

2009/07/23
15:39
中東和平でトルコ、シリア両首脳が会談

2009.7.23 01:23

 トルコのエルドアン首相は22日、シリアを訪問し北部アレッポで、中東和平をめぐりアサド大統領と首脳会談を行った。トルコは昨年、イスラエルとシリアの間接和平交渉の仲介役を務めており、中断している交渉再開について協議したとみられる。

 シリア大統領府の声明によると、両者は「公正で包括的な和平の必要性」で一致。イスラエルがシリアから占領したゴラン高原の返還が必要との認識を共有したという。

 間接和平交渉は、昨年末から1月中旬まで続いたイスラエル軍パレスチナ自治区ガザ攻撃以降、中断している。(共同)

2009/07/22
16:38
イラン:政権正統性、国民投票で 改革派ハタミ氏、保守派と対立先鋭化

 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票不正疑惑に伴う混乱を巡り、改革派ハタミ前大統領は19日、保守強硬派のアフマディネジャド政権の正統 性を問う国民投票を実施すべきだと表明し、これに対して最高指導者ハメネイ師は20日、「反国家的な発言だ」と認めない考えを示した。保守強硬派と改革派 の対立は先鋭化し、8月初旬に予定される大統領2期目の就任式を前に、緊張が再び高まる可能性が出てきた。

 イラン労働通信によると、ハタミ氏は抗議行動で逮捕された改革派要人らの家族との会合で「唯一の解決策は国民投票しかない」と述べた。改革派は当 初再選挙の実施を訴えていたが、初めて「代替策」を提案した。ハタミ氏は「国民の多数派が現状(大統領再選)を受け入れるなら、私たちもその結果を受け入 れる」とも述べ、国民投票が国家的危機を打開する唯一の道だと繰り返した。

 国民投票の信頼性を確保するため、中立機関が監督すべきだとも主張し、選挙の最終承認機関である護憲評議会ではなく、最高評議会にその役割を求めた。

 護憲評議会は保守強硬派の牙城だが、最高評議会は、今回選挙で改革派ムサビ元首相を支援したとされる保守穏健派のラフサンジャニ元大統領が議長を務めている。

 一方、国営ラジオによると、ハメネイ師は演説で「(イランの不安定化を狙う)敵の術中にはまらないよう発言は慎重にすべきだ。敵を助けるような発言や行動は反国家的であり、社会を混乱に追いやる者は誰であれ国家にとって憎むべき存在だ」と警告した。

 これに対しムサビ氏は、ハメネイ師が「外国勢力が背後で混乱をあおっている」と主張していることを念頭に「(私たちが)外国と共謀し、国益を売り渡しているなどとだれが信じるのか。国民への侮辱ではない」と対決姿勢を崩していない。

 ある改革派評論家はハタミ氏の提案について「大統領就任式まで時間は少ない。ハメネイ師が国民投票を受け入れるか否か、イスラム体制に復元力が残っているかを占う最後の試問だ」と述べた。