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2009/07/23 15:35 |
アフガニスタンに初めて文民派遣…石崎妃早子さん |
石崎妃早子さん
アフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)の地方復興チーム(PRT)に日本政府が初めて派遣を決めた文民4人のうちの1人に選ばれ、中西部ゴール州に6月着任した石崎妃早子さん(31)。
早速リトアニア軍の護衛とともに防弾車で学校の建設予定地など援助現場を回る毎日。反政府武装勢力タリバンの活発化でアフガンの治安は悪化の一途をたどる。これまで日本の援助は日本人がほとんど現場に入らず、地元非政府組織(NGO)に発注していた。
戦闘に従事する外国部隊と活動するPRTには批判の声も強い。しかし「現場に行くのと行かないのとでは大違い。PRTでしかできないことがある」と言い切る。
大学時代、イランに留学。身に付けたペルシャ語と現地のダリー語はほぼ同じで、2005年にも1年間、草の根協力委嘱員として在アフガンの日本大使館に赴任。だが、現場に行けない歯がゆさを何度も感じた。
援助や開発の手法を学ぶためコスタリカの国連平和大学院に留学中、文民派遣の募集を知った。「遠くから見るのではなく、現場に入る仕事。『これだ』と思った」
護衛なしに基地の外に出られない不満や治安よりも、冬の寒さが心配だ。6月でも夜には暖房が必要で、冬場は氷点下35度まで下がる極寒に耐えなければならない。
大量の日本食を持ち込んだが、基地が調理禁止だと着いてから知った。コスタリカで覚えた趣味のサルサを踊る機会は当分なさそう。栃木県出身。
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