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2009/07/17 10:31 |
駐アフガン外国軍、月間死者数が過去最多に |
【イスラマバード=酒井圭吾】「テロとの戦い」最前線のアフガニスタンで、駐留外国軍の7月の死者数が15日までに46人となり、2001年のアフガン戦争開始以降の月間死者数としては、すでに過去最多と並んだ。
7月の死者数が史上最悪となるのは確実で、米英などで増派の議論が高まるのは必至の情勢だ。
オバマ政権の発足以降、約2万1000人を増派する米軍は今月2日、南部ヘルマンド州で「剣の一撃」と称する大規模軍事作戦を開始。旧支配勢力タ リバンの抵抗も激しく、米民間調査機関などによると、米兵は7月だけで24人が死亡し、同州に約9000人展開の英兵も7月だけで15人が死亡した。
英兵の死者数は計184人となり、イラクでの死者数179人を上回った。
同機関などによると、駐留外国軍兵士は昨年6月、8月にそれぞれ46人死亡しており、これが最多だった。今年の年間死者数は7月15日現在で202人に達し、過去最多だった昨年の294人を超えそうだ。
AP通信によると、タリバンによる簡易仕掛け爆弾(IED)や自爆テロによる事件は昨年の年間約3800件から今年は約5700件に増えると予測される。とりわけ、IEDの精度が高まっており、今年だけで米兵46人が殺害されている。
(2009年7月16日21時32分 読売新聞)
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