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中東観察

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2009/07/21
06:23
タリバンが拘束の米兵解放へあらゆる手段取る=米国務長官

【ワ シントン20日AFP=時事】クリントン米国務長官は20日放映されたABCテレビのインタビューで、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンによ る駐留米軍兵士拘束について、言語道断であり、兵士解放のため可能なあらゆる手段を取ると語った。(写真はタリバンがインターネット上に掲載したとされる ビデオ映像に映っていた米兵)
訪問先のニューデリーでインタビューに応じたもので、同長官は「言語道断であり、テロリストグループによる犯罪行為だ。(兵士を)取り戻すため可能なあらゆる手段を取る」と述べた。
タリバンは先に、先月末に拘束した米兵のビデオ映像を公表。この中で米兵は、アフガン駐留米軍の撤退を求めていた。
アフガンの首都カブールにいる米軍関係者は、映っている米兵が先月30日にアフガン東部パクティア州の基地から行方不明になった兵士だと確認するとともに、ビデオ映像はタリバンのプロパガンダだと述べていた。米国防総省は、この米兵は23歳の一等兵だとしている。 〔AFP=時事〕(2009/07/20-22:37)

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2009/07/21
06:22
【イラン騒乱】改革派ハタミ師「国民投票を」

2009.7.20 21:30
集まった聴衆に手を振るイラン改革派の実力者ハタミ前大統領、2008年10月撮影(AP)集まった聴衆に手を振るイラン改革派の実力者ハタミ前大統領、2008年10月撮影(AP)

 ロイター通信によると、イラン改革派の実力者ハタミ前大統領が、6月に行われた大統領選後の混乱の解決策として「国民投票の実施」を要求した。複数の改革派ウェブサイトが20日伝えた。

 ハタミ師が所属する政治組織「闘う聖職者たち」も声明を出し、再選されたアハマディネジャド大統領の政府の正統性について民意を問うべきだと訴えた。

 イランの憲法では国民投票を実施する権限は最高指導者ハメネイ師にあり、同師はアハマディネジャド大統領再選を支持しているため、実現の可能性は低いとみられる。

 ハタミ師は「現在の状況から抜け出すには国民投票が唯一の道だ」と主張し、「国民に現状に納得しているかどうか、聞かなければならない」と述べた。(共同)

2009/07/21
06:21
仏、UAEに軍事基地 陸海空の3拠点、イラン抑止狙う

図:  

【パリ=国末憲人】フランスがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに軍事基地を開設し、この秋から本格的に運用する。仏にとって50年ぶり、アフリカ 以外で初の国外軍事拠点。ペルシャ湾を挟んで向き合うイランへの抑止を狙ったとみられ、湾岸地域への関与に慎重だった仏の戦略転換と受け止められている。

 仏大統領府によると、仏はアブダビ近郊に陸海空3カ所の拠点を設置した。海軍拠点では8ヘクタールの敷地に長さ300メートルの岸壁を設け、空母以外の すべての艦船の寄港を可能とし、沖合に停泊する空母への支援設備も整えた。空軍は、UAEの基地の中に08年から先行して戦闘機ミラージュなどを配備し、 陸軍も別のUAE基地内に拠点を設けた。

 9月までに3カ所で総計約500人の部隊を配備する。

 イランを牽制(けんせい)するとともに、イランの動きに関して情報を収集するのが目的と、仏メディアはみる。フィガロ紙は「核開発問題などをめ ぐって交渉が決裂すると、米国のイラン攻撃の可能性は否定し切れない。その際の備えとなる」と分析。また、アフガニスタン支援への中継基地の役目を果たす ほか、イラク、パキスタンといった紛争を抱える国の有事に対応する意図もあるとみられる。

 仏は従来、自国の国益に直接結びつくアフリカ諸国の紛争に積極的に介入してきたものの、その他の地域での軍事活動には慎重な姿勢を保っており、国 外の基地も植民地時代を引き継ぐアフリカのみだった。UAEとは95年に安保協定を結んだものの、シラク前大統領も基地設置には消極的だったといわれる。 フィガロ紙は「仏戦略地政学上の大転換」と位置づけた。

 サルコジ大統領は仏外交専門誌のインタビューで「この地域の安定に貢献することは、世界の安定にとって不可欠だ」と説明した。
 

 今回の基地設置は、仏とUAEとの思惑が一致した結果と取りざたされる。UAEはイランの脅威を常に感じてきた一方、隣の大国サウジアラビアへの警戒感 も強く、サウジと密接な関係を持つ米国への一辺倒の安全保障にも懐疑的。米英と異なる軍事パートナーを探していたという。

〈ティエリ・ドモンブリアル仏国際関係研究所長の話〉 仏が基地設置に踏み切ったのは、サルコジ大統領になって決定プロセスが迅速になったことに 加え、9・11テロやイランの脅威の増大によってこの地域でUAEの戦略的重要性が高まったからだ。イラン問題への欧州の関与を求める米国にとっても、仏 の湾岸進出は歓迎すべきことだ

2009/07/21
06:19
イランのハタミ前大統領、政府の正当性問う国民投票の実施求める

[テヘラン 20日 ロイター] イランの改革派であるハタミ前大統領は、大統領選挙をめぐる混乱を踏まえ、イラン当局に対し政府の正当性を問う国民投票を実施するよう求めた。ハタミ氏寄りのウェブサイトが伝えた。

 それによると、ハタミ氏は「現在の状況を打開する唯一の道は、(政府の正当性を問う)国民投票を実施することだ」と主張。「国民は現在の状況に満足しているか問われるべきでないか。もし大半の人々が現状に満足しているなら、われわれも受け入れる」と述べた。

2009/07/21
06:19
UAE警察、中銀から4兆円盗もうとした5人逮捕

 [ドバイ 19日 ロイター] アラブ首長国連邦(UEA)の警察は、偽造書類を使って中央銀行から1兆5400億ディルハム(約4兆円)を盗み出そうとした容疑者5人を逮捕した。国営の首長国通信(WAM)が19日伝えた。

 WAMはアブダビの犯罪捜査部門の責任者の話として、UAE中銀から金を盗もうとする試みは、39日間で2回行われたとしている。容疑者の国籍などは明らかになっていない。

 UAEを構成する7首長国の1つで、貿易と観光の中心地になっているドバイは昨年、汚職取り締まりの強化に乗り出し、実業界や政界からも複数の逮捕者が出ている。

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