【カイロ15日時事】イラン航空当局者などによると、同国のカスピアン航空のツポレフ旅客機が15日、北西部の都市カズビン近郊に墜落し、搭乗していた 乗客153人と乗員15人の計168人全員が死亡した。国営メディアが伝えた。同機は、首都テヘランからアルメニアの首都エレバンに向かっていた。
2024/11/27 15:27 |
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2009/07/16 11:25 |
【from Editor】山が動かなかったのはなぜか |
幕は意表を突く形で開いた。強硬保守派のアフマディネジャド大統領が、勝利予想も浮上した改革派のムサビ元首相に2倍近い大差をつけて、圧勝したのである。
拍子抜けする間もなく、投開票を不正と見た改革派国民による激しい抗議行動が巻き起こる。勝敗を覆すまでの不正だったか否かはともかく、ムサビ氏が自らの地盤で敗れるなど、改革派の怒りの火を燃やすだけの疑惑があった。
流血交じりの混乱もしかし、半月ほどでほぼ収束、大団円を期待した観客には、肩透かしの感なきにしもあらずの展開となった。
確かに、シェワルナゼ大統領の退陣に至ったグルジアの「バラ革命」(2003年)も、クチマ亜流の体制に終止符を打ったウクライナの「オレンジ革命」(04年)も、アカエフ大統領が辞任に追い込まれたキルギスの「チューリップ革命」(05年)も、同じく大統領選や議会選の不正を発端とし、抗議行動により大規模な流血を見ずに長期体制を転換している。
一連のいわゆる「カラー革命」の特徴は、軍や治安維持部隊が中立を保つ一方、司法判断などが節目で役割を果たしたところにある。
フィリピンのマルコス独裁体制を崩壊させた「ピープル・パワー革命」(1986年)も、大統領選不正を引き金としてはいる。こちらは、野党の抗議行動に呼応して、軍内不満勢力が公然と反旗を翻し、体制にとどめを刺した。
イランは、精鋭軍事集団の革命防衛隊が、ハメネイ師(最高指導者)-アフマディネジャド氏連合の側に立ち、民兵組織バシジにデモを鎮圧させた点で「カラー革命」とも、それらが一枚岩だった点で「ピープル・パワー革命」とも異なる。政治的変革を促す条件が整っていなかったのである。
だが、今回、99年の学生デモなどとは比較にならないほど広範な層がデモに参加、強硬保守派と改革派の権力闘争も激化させた。イスラム法学者が主導する一種の政教一致体制の下で制約付きの選挙による民主主義を認めるという、矛盾を内包した79年イラン革命以来の体制がそろそろ限界に来ているのではないか。先に挙げた選挙不正がどれも体制末期に起きたことはその意味で示唆的である。
「イラン劇場」の第1幕は下りた。いずれ、第2幕が上がる。(外信部長 西田令一)
2009/07/16 11:23 |
イラン旅客機が墜落、乗客乗員186人全員死亡 |
【ジャナタバード(イラン)15日AFP=時事】イランのカスピアン航空のツポレフ旅客機が15日、同国北西部のカズビン近郊に墜落し、乗客乗員168人全員が死亡した。国営メディアなどが伝えた。(写真はカスピアン航空機の墜落現場)
同機は首都テヘランから隣国アルメニアに向かっていたが、テヘランの空港を離陸した16分後にレーダーから機影が消えた。目撃者によれば、同機は墜落する前に火を噴いていたという。
アルメニアの航空当局者は、非公式見解と断りながらも、同機のエンジンの1基が火災を起こし、パイロットは不時着を試みたと語った。
テレビ映像によると、墜落現場には大きなくぼみができ、機体の残骸などが散らばっていた。国際的な制裁下にあるイランでは古い機体の航空機が多く、整備不良などでこれまでも事故がたびたび起きている。 〔AFP=時事〕(2009/07/16-01:57)
2009/07/16 11:22 |
アラファト暗殺? アルジャジーラの活動禁止 |
パレスチナ自治政府当局者は15日、「虚偽の情報を流した」として、自治区ヨルダン川西岸における中東の衛星テレビ、アルジャジーラの活動禁止を命じたことを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
同テレビは14日、2004年に死去したアラファト前自治政府議長について、アッバス議長がイスラエルと共謀して殺害したとするパレスチナ解放機構(PLO)高官の発言を伝えており、この報道が命令の背景とみられる。
アッバス議長は、同テレビが自治区ガザ地区を支配し、自治政府と対立するイスラム原理主義組織ハマス寄りの報道をしているとして、これまでも批判を続けてきた。(共同)
2009/07/16 11:21 |
アルジャジーラに取材活動禁止命令 パレスチナ自治政府 |
【エルサレム=井上道夫】パレスチナ自治政府は15日、「事実ではないニュースを放映した」として、中東の衛星テレビ局アルジャジーラにヨルダン川西岸での取材活動の禁止を命じた。
同局は14日、自治政府の現議長アッバス氏が04年、イスラエルと共謀し、当時の議長アラファト氏(故人)の殺害を計画した、とするパレスチナ解放機構 (PLO)幹部のカドウミ氏の発言を放送した。カドウミ氏はアッバス議長率いるPLO主流派組織ファタハに所属するが、対イスラエル強硬派として知られて いる。
2009年7月15日22時51分
2009/07/16 11:20 |
旅客機墜落、168人死亡=地面に激突し爆発-イラン北西部 |