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中東観察

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2009/07/13
14:31
【ウイグル暴動】トルコ首相「大量虐殺のようだ」 

2009.7.11 08:20

 AP通信によると、トルコのエルドアン首相は10日、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで大規模暴動に発展した漢族とウイグル族の対立について「(ウイグル族に対する)大量虐殺のようだ」と厳しく批判、中国政府に適切な対応を要請した。

 トルコ人とウイグル人は民族的に近く、トルコ国内には多数のウイグル人が居住。トルコ国内では連日、中国政府への抗議デモが行われている。(共同)

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2009/07/13
14:30
イラン国民に和解呼び掛ける 金曜礼拝でカシャニ師

 イラン護憲評議会の保守強硬派カシャニ師は10日、先の大統領選後の混乱に関連し「(出馬した)候補は全員、国のために動いていた。投票した4千万人の中に敵はいない」と述べ、国民に和解を呼び掛けた。テヘラン大学での金曜礼拝で述べた。

 一方で「米英両国からお金をもらい、一連の出来事を引き起こした連中が敵だ」として、改革派の抗議デモの背景には米英の支援があるとの見方をあらためて強調した。(共同)

2009/07/13
14:28
米調整官:イラン問題でロシア協力なら核交渉譲歩…講演で

 【ロンドン笠原敏彦】米ホワイトハウスのセイモア調整官(大量破壊兵器・安全保障・軍備管理担当)は9日、ロンドンの国際戦略研究所(IISS) で講演し、「ロシアがイラン(核問題)で協力するなら、核交渉では譲歩する用意がある」と語った。米国は、米露間の新たな核軍縮条約交渉とイラン核問題の 「期限」をともに年内に置いているが、イラン核問題をにらみながら対露交渉を進める姿勢を鮮明にした。

 セイモア氏は米核政策のキーマンで、第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約の枠組みで合意したモスクワでの米露首脳会談に同行した。

 セイモア氏はまず、イラン核問題で年内に「目に見える成果」がなければ、国連安保理での制裁強化に乗り出す方針を説明。その上で、米露間の新核軍 縮条約交渉での譲歩の可能性について語り、「米国が戦略核問題で譲歩すれば、ロシアはイランで協調する可能性が高くなるだろう」との見通しを示した。

 その理由として、ロシアの戦略兵器は「5~10年」で退役するものが多く、「新条約による米国との核の均衡をより望んでいるからだ」と説明した。また、イランや北朝鮮などの個別の核問題では、核問題に対処する国際的な態勢の強化が重要だと語った。

 「譲歩」の中身については触れなかったが、米露間の新条約妥結には「四つの障害」があるとし、▽米国の東欧へのミサイル防衛(MD)配備計画▽米国の長距離ミサイルの通常弾頭化構想▽核兵器の運搬手段の削減内容▽検証・査察の取り決め--を挙げた。

 オバマ政権は年内の米露核軍縮条約合意、来年3月のワシントンでの「世界核安全保障サミット」開催で弾みを付け、5月のNPT(核拡散防止条約)再検討会議へ臨むというシナリオを描く。

 米露両首脳が6日に合意した新条約の枠組みのポイントは、戦略核弾頭数を1500~1675個とすることで、モスクワ条約(02年)の同 1700~2200発より、多少でも削減努力を示したことだ。オバマ政権は、「核なき世界」への取り組みに真剣であることをアピールすることが可能になっ た。

 米国は、核安保サミットに日韓を含む世界20~30カ国の首脳を招待する予定。セイモア氏は「サミットではNPT再検討会議についても論議されるだろう」とした上で、「我々は、核軍縮に向けた誇るべき実績を携えてNPT再検討会議に参加することになる」と思惑を語った。

 また、2度目の地下核実験などで問題が悪化している北朝鮮核問題では、各国が「非核化」の原則に固執することが重要だとし、「そうしないと日本や韓国が核保有の選択肢に抵抗することが困難になる」と述べた。

 さらに、核保有国・中国については、「信頼できる核戦力の構築を決意しているのは明らかだ。自信を持てば、その透明性は高まるかもしれない」と指摘。現時点では、中国との核削減の交渉に展望を持ちえていないことを示唆した。

2009/07/13
14:27
謎が謎呼ぶフットボールの元スター選手殺人事件 死亡の20歳イラン系女性が犯人か

飲酒運転で警察の調べを受けるカゼミさん。警察のビデオで記録されていた(AP)

 米テネシー州ナシュビルで 4日、米フットボール界の元スター選手が自宅で射殺体で発見され、そのそばに20歳のイラン系女性の死体もあったことから、痴情がらみの事件か、あるいは 2人以外の者の犯行か、謎が謎を呼び、全米で大きな話題を呼んでいる。事件は結局、結婚の約束に不安を感じたイラン人女性の犯行ということで決着をみそう だ。

 射殺体で発見されたのは、ヒューストン・オイラーズテネシー・タイタンズ、ボルチモア・レーバンズの名QBとして活躍したスティーブ・マクネア氏で4発の銃弾を受けていた。女性の身元は、20歳のイラン系女性で、ウェイトレスのサヘル・カゼミさんだった。

 マクネア氏は事件の2日前の2日未明、カゼミさんが運転する車に同乗しており、カゼミさんは飲酒運転の容疑で逮捕された。取り調べを記録したビデオテープも警察に残されており、2人が一緒にいたことは確実。マクネア氏はその数時間後、保釈金を払ってカゼミさんを釈放させたことも分かっている。

 2人の死体が発見されたのは、4日午後1時ごろ。マクネア氏の自宅を訪ねた知人が発見したが、知人は気が動転して別の友人を呼ぶなど、警察への通報が遅れたことが「謎」に拍車をかけた。

友人らからは、マクネア氏は結婚しているが、カゼミさんに「妻と離婚して、結婚する」と約束していたとか、カミゼさんは、マクネア氏と別の女性との交際 に悩んでいたとの証言も出ている。犯行に使用された銃は、直前にカミゼさんが購入したことも判明し、警察は、カゼミさんがマクネア氏を射殺した後、自殺し た可能性が高いと見ている。

飲酒運転で警察の調べを受けるカゼミさん。警察のビデオで記録されていた(AP)

飲酒運転で警察の調べを受けるカゼミさん。警察のビデオで記録されていた(AP)
 


2009/07/13
14:25
イラク北部と首都バグダッドで攻撃相次ぐ、52人死亡

【7月9日 AFP】(一部更新、写真追加)イラク北部と首都バグダッド(Baghdad)で9日、連続自爆攻撃のほか4件の攻撃があり、少なくとも計52人が死亡した。6月30日にイラク駐留米軍の戦闘部隊が都市部から撤退して以降、1日の被害として最悪の規模となった。

イラク北部のタルアファル(Tal Afar)では、現地時間午前7時30分(日本時間午後1時30分)ごろ数分をおいて、2度の自爆攻撃が発生した。

当局によると、2人の自爆犯は地元警察の巡査部長と巡査部長と同じ治安部隊に勤務する兄弟の家を攻撃した。1人目は警官の制服で扮装し、巡査部長が扉を 開けたところで自爆した。巡査部長本人と妻、娘と巡査部長の兄弟が負傷した。数分後、最初の爆発の犠牲者を救出しようと人が集まったところで2度目の自爆 が起きた。

現地病院の医師によると、この攻撃で35人が死亡、61人が負傷した。警察および病院関係者によると、死者には女性や子どもも含まれていた。

タルアファルは北部の大都市モスル(Mosul)とシリアとの国境の間に位置し、住民の大半がトルコ系で、同様の事件がひんぱんに起きている。

前日にはモスルの2か所で自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し12人が死亡、数十人が負傷している。

一方、首都バグダッドのシーア派住民が多いサドルシティ(Sadr City)では市場で爆弾2発が爆発し、6人が死亡、31人が負傷した。

またバグダッドのオフィス街、カラダ(Karrada)地区では、イラク中央銀行(Iraqi Central Bank)総裁の車列を狙い、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発した。この爆発では市民1人が死亡、警護要員2人を含む5人が負傷した。

バグダッドのスンニ派(Sunni)地区アダミヤ(Adhamiyah)でも爆弾2発が爆発、9人が死亡し35人が負傷した。

このほか北部キルクーク(Kirkuk)でも市場の入り口付近に仕掛けられた爆弾1発がさく裂し、市民1人が死亡したほか、3人が負傷した。負傷者のうち2人は警官だった。(c)AFP/Mujahid Mohammed
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