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中東観察

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2009/07/07
14:09
英大使館職員1人を解放=残る1人は訴追-イラン

 【ロンドン6日時事】英外務省は6日、拘束中の在イラン英大使館の現地職員1人が解放されたと発表した。これにより、当初拘束された9人のうち8人が解放されたが、残る1人は訴追されており、英政府は解放に向け引き続き圧力を掛けていく構えだ。
外務省スポークスマンは、5日夜に1人が解放されたことを確認。一方で「もう1人のスタッフは拘束状態のままだ」とし、「できる限り早期に全員を自由にすることがわれわれの最優先事項だ」と強調した。
報道によれば、残る1人は同大使館で主任政治アナリストを務めるホセイン・ラサム氏。「国家の安全に反する行動を取った」としてイラン当局により起訴された。(2009/07/06-18:55)
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2009/07/07
14:08
イラク首相、今月21日から訪米=非軍事的協力の強化に狙い

イラク首相、今月21日から訪米=非軍事的協力の強化に狙い

【バ グダッド5日AFP=時事】イラクのマリキ首相は今月21日から米国を訪問する。非軍事的協力を強化するのが訪問の目的という。マリキ首相の顧問を務める ヤシン・マジド氏が5日、AFP通信に明らかにした。(写真はバグダッドで3日、共同記者会見に臨むバイデン米副大統領=左=とマリキ首相)
マリキ首相はニューヨークで潘基文・国連事務総長と、ワシントンでオバマ米大統領とそれぞれ会談する。
イラクにはバイデン米副大統領が今月初めに予告なしに訪問し、マリキ首相らイラクの指導者に対し、国民融和のプロセスを加速するよう促した。副大統領は政治的な進展の障害になるとして、根強い宗派・民族間の確執に対して繰り返し懸念を表明した。
これに対しマリキ首相は、国民融和のプロセスは国内問題であるとして、米国の介入を拒否するとともに、外部の干渉は新たな問題を引き起こすことになると注 意を喚起した。首相は3日、イラク都市部からの駐留米軍の撤収完了について「両国の関係が新たな段階に入ったことを示すものだ」との認識を示した。
また次回の米国訪問については「さまざまな分野での2国間関係の促進やサダム・フセイン旧政権中に科された制裁の撤廃などに努める」と述べていた。 〔AFP=時事〕(2009/07/06-09:55)

2009/07/06
09:14
イスラエル潜水艦がスエズ運河を通過、イランにメッセージか

【7月6日 AFP】イスラエルのイディオト・アハロノト(Yediot Aharonot)紙は5日、同国のドルフィン(Dolphin)級潜水艦1隻が紅海(Red Sea)での軍事演習に参加するためスエズ運河(Suez Canal)を通過したと報じた。同紙は、この動きの背景にはイランにメッセージを送る意図があるとしている。(c)AFP

2009/07/06
09:13
多数の民間人犠牲は国際法違反=ガザ軍事作戦で報告書-人権団体

7月2日20時42分配信 時事通信

 【ロンドン2日時事】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は2日、イスラエル軍が昨年末から今年1月にかけてパレスチナ自治区ガザに対して行った大規模軍事作戦に関し、作戦で900人以上の民間人が死亡したことは「国際法違反に当たる」と厳しく非難する調査報告書を公表した。
 報告書によれば、22日間に及ぶガザ攻撃で死亡したパレスチナ人は約1400人で、このうち子供300人を含む940人は民間人。多くは就寝中や屋外で家事をしていて爆撃に巻き込まれた。イスラエル軍は3月、作戦によるパレスチナ人の死者を1166人と発表しているが、実際はこれを上回る可能性がある。 

 

2009/07/06
00:21
まったく関係ないが興味深い記事

重役たちとセックスのわな――フィナンシャル・タイムズ

フィナンシャル・タイムズ2009年7月3日(金)16:28


(フィナンシャル・タイムズ 2009年6月30日初出 翻訳gooニュース) ルーク・ジョンソン


イタリアの元副文科相がこのほど、「権力の座にある男たちには、セックスがたくさん必要なのだ」と発言した。「ベルルスコーニが性的に欲求不満だと、首相としての職務をきちんと果たせない」とまで。実に興味深い発言だと思った。

元副文科相はもちろん、スキャンダル続きのベルルスコーニ首相について語っているのだが、同じことが、同じように強大な権力をもつビジネスリーダーにもあてはまるのではないかと思ったのだ。

約20年ほど前、私はエンターテインメント業界やマスコミ業界の企業に、受付や秘書を派遣する人材派遣会社のオーナーのひとりになった。そしてこの会社では、年頃の魅力的な女性しか派遣してはならないというのが、言わずもがなの不文律だった。というのもクライアント企業がそれを求めていたから。

ぶっちゃけて言えば、広告代理店も演劇プロデューサーもテレビプロデューサーもみんなが皆、どうせ雇うならものすごい美人がいいと希望していたのだ。一方で、この人材派遣会社を運営したのは女性4人。彼女たちが応募者を面接する時、私はそのフロアに立ち入り禁止だった。「男性上司」というもの対して、彼女たちはとても冷めた見方をしていたのだと思う。

中年から老年にさしかかりつつある男たち、しかも権力をもち要職にあるリーダーたちは繰り返し繰り返し、懲りもせず、若い女性たちと問題行動を起こすという危険な賭に挑んでいる。高いリスクにもかかわらず。その方が、優秀な経営者になれると思っているのだろうか。年をとってから若い女性とつきあいたがるこういう男たちというのは、若いころ女の子に対して自信がもてなくて、かつ20代前半で若くして結婚した連中ではないかと、そんな気がしている。

そういう男たちはもしかしたら毎日、宿題や休暇中のバイトで忙しすぎたのかもしれない。いつも成功を追い求め、大金持ちになろうと必死で、女性にもてようにも暇がなかったもかもしれない。だから若い頃に異性相手に羽目を外したり、周りの若い連中が話しているようなワイルドなセックスを楽しんだこともないのかもしれない。

しかしこういう連中がいざトップにたどり着くと、エゴは肥大しているし、ナルシシズムも極致に達している。おまけに、ここまで来ると連中には、新しい最強の武器を手にしている。ヘンリー・キッシンジャーがかつて言ったように「権力は究極の媚薬なのだ」。前にとあるパーティーでキッシンジャーが、ご婦人たちを魅了している様子を見たことがあるだけに、その言葉は正しいのだろうと思う。

もちろん、野心とテストステロンは密接に関係している。群れのボスになるオス(アルファ・メール)は必ず、野心もテストステロンも大量にもっていて、仕事やスポーツやセックスといった色々な分野で支配者になりたいという衝動に突き動かされているものだ。

それにはいずれも金とエネルギーが必要だが、そもそも企業トップというのは金もエネルギーも有り余るほど持っているものだ。心理学者の説によると、企業トップというのは実は製品をもっとたくさん売りたいとか、もっと金をたくさんもうけたいとか願って行動しているのではなく、本音部分では実はみんなが皆ロック・スターになって大勢のグルーピーにちやほやされたい気持ちがあるから、自分に出来る形でトップを目指すのだ——という見方もあるらしい。

億万長者が自分の欲望に忠実なあまり、結婚生活をぶちこわすだけでなく、キャリアも会社も失いそうになるという物語は、枚挙にいとまがない。あのビジネス・トップもこのビジネス・トップも、壊れた結婚や救いようのない不倫、混乱しまくった感情の軋轢などの残骸を、足跡のように転々と残している。

役員室があまりに無味乾燥で無菌室のようなので、企業トップたちは不倫や離婚といったドラマチックな展開に飢えているのかもしれない。あるいはついに大企業トップに上り詰めて初めて、若い美女との不倫という「禁断の果実」に触れるようになったため、あまりのめくるめくスリルに頭も下半身もポーッとなってしまうのだろうか。

大事な決定をいろいろと下す立場にある企業トップたちが、強すぎる性衝動の言いなりになっているという事例がこれほど頻発するのは、何とも不安な現象ではある。しかし私たちはみんな人間なのだし、自分で認めたい以上に、本能的な衝動に突き動かされて行動しているものなのだ。

「権力」というものの秘密をもっと理解できるようにするため、社会学者や人類学者や生物学者は、もっと起業家や政治家の生態を分析するべきだ。科学者たちは、アドレナリンとテストステロンの関係性を研究し、一部の成功者にとってアドレナリンとテストステロンがどう組み合わさると危険なのかを解明すべきだ。

自分のことを言えば、私は実は、女の子にもてようもてようとするついでに、ひょんな事でビジネス界に転がり込んだようなものだ。学生だった18歳のころ、私が大学で開くパーティーがあまりにやかましいので、大学側から退学にするぞと脅されていたほどだ。

大学の敷地内ではもうパーティーができなくなったので、仲間たちと一緒に地元のナイトクラブでパーティーを開くことにした。そこで仲間の一人が、せっかくなら参加者から金を取ろうと素晴らしいアイディアを思いついてくれたわけだ。おかげでその時から、私たちのパーティーはビジネスとなり、私はうっかり偶然、資本主義のとりことなってしまったのだった。

それ以来わたしはもっとまともな人間になろうと努力しているし、もっと年相応に行動しようと意識している。少なくともイタリア首相よりはましだと、それは言えると思う。

 


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(翻訳・加藤祐子)

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