2024/11/25 09:18 |
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2009/07/28 11:41 |
「入植中止要求は変わらない」 米特使、パレスチナ議長と会談 |
中東歴訪中の米国のミッチェル中東和平担当特使は27日夜、ヨルダン川西岸ラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。パレスチナ当局者によると、ミッチェル特使は議長に、イスラエルに西岸での入植中止を求める米国の立場は変わっていないと伝えた。
イスラエルは、対象や時期を限定した入植の部分凍結で米国と妥協することを模索している。ミッチェル特使は28日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談する予定。(共同)
2009/07/28 11:39 |
米国:対シリア制裁、一部停止 関係改善の一環か |
2009/07/28 11:39 |
テロとの戦いと米国:第3部 アフガン非対称戦/5止 課題残す、女性の「解放」 |
確かに女性の権利は一部で向上した。04年制定のアフガン憲法は下院で25%、上院で17%の女性議席を保障する。だが一部の女性の権利擁護団体は「女性の問題が対テロ戦争の正当化に使われてはならない」と警戒する。
◇
パキスタンとの国境沿いにあるアフガン南東部パクティカ州のワザクワ米前線基地。この近くに07年秋、米国の非営利団体、国際医療団(IMC)と アフガン政府が女性専用の医療施設を開設した。米軍も週3回、女性の衛生兵を派遣している。地方には保守的なイスラム教徒が多く、女性は男性医師の診察を 受けられないからだ。
「妻を連れてくる夫が増えている。最近では1週間に10~20人の女性がここで出産している」。パキスタン人の産婦人科女医、マシバヒア・エンワ さん(40)が笑顔を浮かべた。地元の慣習を重んじ、「知事代理を通じて部族の長老らに病院の利用を呼びかけたのが功を奏した」という。
国連によると、アフガンの出産率は1人当たり6・6人でアジアで最も高い。だが病院での出産は1割以下で、30分に1人の割合で妊婦が死亡してい る。特に人口の8割以上が居住する地方では、環境が不衛生で栄養状態も悪い。体が未成熟な15歳前後で結婚・出産を強いられるため、その死亡率は都市部の 10倍以上だという。
地方では、夫による暴力も日常的だ。エンワさんは「女性の体には無数のあざや、やけどの跡がある」と怒る。
◇
米陸軍は06年作成の対ゲリラ戦マニュアルで、地域の情勢に詳しい女性の存在に注目。米兵に、女性から協力を得るよう促した。だが現場の兵士は 「むやみに女性に接近すれば住民は反発し、さらに保守化する」と懸念する。サンディエゴ州立大のアフマドゴシュ教授は「アフガンの背骨は都市部のエリート ではなく、保守的な地方の部族だ。国際社会が真の変化を促せるかどうかは、いかに部族のリーダーと対話を持てるかにかかっている」と指摘している。【パク ティカ州ワザクワで大治朋子】=おわり
2009/07/28 11:38 |
イラン:2閣僚退任 「政権は非合法」の声も |
【テヘラン春日孝之】イランのアフマディネジャド大統領は26日、モホセニエジェイ情報相を解任した。一方で、サファルハランディ文化イスラム指 導相は辞表を提出。これで現政権は05年の発足以来、21閣僚のうち過半数の11人が辞めたことになり、憲法規定で全閣僚が国会の新たな信任を受ける必要 が出てきた。政界要人から「政権はもはや非合法だ」との発言が出るなど、混乱が高まっている。
メヘル通信は26日、情報、文化イスラム指導、保健、労働・社会問題の4閣僚が解任されたと報じた。その後、大統領府は情報相の解任を発表、他の 3閣僚については否定した。現政権ではこれまで9人の閣僚が交代しており、新たに2人以上解任すると国会信任が必要な過半数に達するため、1人の解任にと どめたとみられる。だが、文化イスラム指導相が自ら辞表を提出したことで、事態は新たな展開を見せた。
今回の解任劇は、大統領が親族のマシャイ副大統領を筆頭副大統領に昇格させた人事を巡り、情報相らが大統領を厳しく批判したのが原因とみられる。大統領の2期目の就任式が8月5日に行われるとの情報があり、就任式に向けてさらなる政治混乱も予想される。
2009/07/28 11:37 |
イラン大統領、保守派内から足下揺らぐ 最高指導者と亀裂も |
【カイロ=村上大介】アフマディネジャド大統領が再選された6月の大統領選挙後をめぐる改革派の抗議行動が続いたイランで、今度は保守派内から大統領の足もとが揺れ始めた。大統領が26日、第1副大統領の任命問題で口論となったとされるモホセニエジェイ情報相を解任し、保守派から強い反発が出ているためだ。
同国のメヘル通信は26日、大統領が同情報相とサファルハランディ文化・イスラム指導相ら計4人の閣僚を解任したと伝え、その後、大統領府は内相更迭だけ を確認し、残る3人については否定した。しかし、フランス通信(AFP)によると、同文化・イスラム指導相は26日、「最近の出来事は残念ながら政府の弱 さを露呈した」として辞表を提出。大統領は受理を拒否したものの、同相は「明日から登庁しない」と、公然と反旗を翻した。
保守系のテヘラン・エムルーズ紙は「内閣混乱の日」との見出しで、政権内のごたごたを報じ、AFPによると、保守派の国会議員も「大統領は正気を保て」(アリ・モタハリ議員)などと批判。8月5日に予定される2期目の就任宣誓を前に、アフマディネジャド大統領の権威は大きく失墜している。
【カイロ=村上大介】アフマディネジャド大統領が再選された6月の大統領選挙後をめぐる改革派の抗議行動が続いたイランで、今度は保守派内から大統領の足もとが揺れ始めた。大統領が26日、第1副大統領の任命問題で口論となったとされるモホセニエジェイ情報相を解任し、保守派から強い反発が出ているためだ。
同国のメヘル通信は26日、大統領が同情報相とサファルハランディ文化・イスラム指導相ら計4人の閣僚を解任したと伝え、その後、大統領府は内相更迭だけ を確認し、残る3人については否定した。しかし、フランス通信(AFP)によると、同文化・イスラム指導相は26日、「最近の出来事は残念ながら政府の弱 さを露呈した」として辞表を提出。大統領は受理を拒否したものの、同相は「明日から登庁しない」と、公然と反旗を翻した。
保守系のテヘラン・エムルーズ紙は「内閣混乱の日」との見出しで、政権内のごたごたを報じ、AFPによると、保守派の国会議員も「大統領は正気を保て」(アリ・モタハリ議員)などと批判。8月5日に予定される2期目の就任宣誓を前に、アフマディネジャド大統領の権威は大きく失墜している。