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2009/06/29 13:16 |
◇気晴らしは戦闘ゲーム |
「子供たちは元気かい」。夕刻、サラーノ基地にある電話・インターネットセンターを訪れると、母国に電話する米兵士らであふれ返っていた。その奥のゲームセンターで、米兵が黙々とビデオゲームに没頭している。「一番人気は戦闘モノだね」と米兵が言う。
ベトナム戦争時代は基地内で飲酒できたが、ブッシュ前政権が01年に始めた「対テロ戦争」では、飲酒の全面禁止が徹底されている。前線の兵士は早 朝に基地を出て、徹夜の作戦活動も少なくない。常に武装勢力の仕掛ける手製爆弾(IED=即席爆破装置)を警戒するため、毎日が緊張の連続だ。
兵士の好む気分転換はジムでの運動や映画観賞、ゲームなど。基地内には米国のピザ屋も走り回る。しかし、遠隔地の基地では業者がいないため、食堂 での調理も兵士が担当する。イラク戦争の経験もある軍曹(25)は「ここでの生活は毎日が死と隣り合わせだ。うまく気分転換しなければ、正気でいられなく なるよ」と笑った。
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