【モ ロニ(コモロ)1日AFP=時事】アフリカ東岸の島国コモロの沖合いで乗客・乗員153人が乗ったイエメン航空の旅客機が墜落した事故で、14歳の少女が 救出された。墜落したエアバス310型機は多くの欠陥が見つかり、フランス当局から同国の空域を飛ぶのを禁止されていたという。(写真は、涙を流す事故機 の乗客の関係者)
少女は犠牲者の遺体や同機の残骸が浮かぶ海で泳いでいるところを発見され、救出された。救出者は、「救命用浮き袋を投げたが少 女にはそれをつかむ力がなかったので、海に飛び込んで助け上げた。ぶるぶると震えていた」と語った。少女は病院に収容されて手当てを受けており、意識はあ り、話すこともできるという。
フランスのビュスロー運輸担当相は、事故機はコモロの首都モロニの空港に着陸しようとして1回目にうまくいかず、 引き返して2度目の着陸を試みようとして墜落したと述べた。同相はまた、同機は2007年の検査で多くの故障などが見つかり、それ以来、フランス領空内で は航行していないと語った。
事故機の乗客の多くは、フランスのパリ、マルセイユ経由でイエメンの首都サヌアの空港に到着し、そこで事故機に乗り換えてコモロに向かっていた。 〔AFP=時事〕(2009/07/01-11:10)
2024/11/25 00:00 |
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2009/07/01 12:58 |
生存の少女1人を救出=欠陥機か-イエメン機墜落事故 |
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