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2009/07/16 11:18 |
イラン旅客機が墜落 乗客・乗員168人が死亡 空中で出火、地上に激突 |
【カイロ=村上大介】 イラン国営テレビによると、同国のカスピアン航空の旅客機が15日昼前(日本時間同日午後)、首都テヘランから北西約130キロのガズビン州で墜落した。 同機には乗客153人、乗員15人の計168人が搭乗しており、同テレビは政府当局者の話として、全員が死亡したと伝えた。
同機は、アルメニアの首都エレバンに向けて午前11時半過ぎ、テヘランのイマーム・ホメイニ国際空港を飛び立ち、16分後にレーダーから姿を消した。ロシアのツポレフ154型機だった。
ファルス通信などによると、同機は機械故障で緊急着陸しようとしたが、空中で火に包まれて墜落。地上で爆発し、現場には深さ数メートルの穴が空き、機体の破片などが数百メートル先まで飛び散っている。
日本人乗客はいないもようだが、メヘル通信によると、イランの少年柔道ナショナルチームの選手8人とコーチ2人が乗客に含まれていたという。
イランは1979年のイラン革命後、米国の制裁が続き、米欧製旅客機の購入や部品調達ができず、ロイター通信によると、ツボレフ154型機の墜落事故は2002年以降3件にのぼり、03年にはロシア製の軍用輸送機イリューシンが墜落し、乗っていたイラン革命防衛隊員ら302人が死亡している。
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