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中東観察

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2009/07/22
16:28
イラン:改革派が政権への国民投票提案 最高指導者は反発

【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票不正疑惑に伴う混乱を巡り、改革派ハタミ前大統領は19日、保守強硬派のアフマディネジャド政権の正統性 を問う国民投票を実施すべきだと表明し、これに対して最高指導者ハメネイ師は20日、「反国家的な発言だ」と認めない考えを示した。保守強硬派と改革派の 対立は先鋭化し、8月初旬に予定される大統領2期目の就任式を前に、緊張が再び高まる可能性が出てきた。

 イラン労働通信によると、ハタミ氏は抗議行動で逮捕された改革派要人らの家族との会合で「唯一の解決策は国民投票しかない」と述べた。改革派は当初再選挙の実施を訴えていたが、初めて「代替策」を提案した。

 ハタミ氏は「国民の多数派が現状(大統領再選)を受け入れるなら、私たちもその結果を受け入れる」とも述べ、国民投票が国家的危機を打開する唯一の道だと繰り返した。

 国民投票の信頼性を確保するため中立機関が監督すべきだとも主張し、選挙の最終承認機関である護憲評議会ではなく、最高評議会にその役割を求めた。

 護憲評議会は保守強硬派の牙城だが、最高評議会は、今回選挙で改革派ムサビ元首相を支援したとされる保守穏健派のラフサンジャニ元大統領が議長を務めている。

 一方、国営ラジオによると、ハメネイ師は演説で「(イランの不安定化を狙う)敵の術中にはまらないよう発言は慎重にすべきだ。敵を助けるような発言や行動は反国家的であり、社会を混乱に追いやる者は誰であれ国家にとって憎むべき存在だ」と警告した。

 これに対しムサビ氏は、ハメネイ師が「外国勢力が背後で混乱をあおっている」と主張していることを念頭に「(私たちが)外国と共謀し、国益を売り渡しているなどとだれが信じるのか。国民への侮辱ではない」と対決姿勢を崩していない。

 ある改革派評論家はハタミ氏の提案について「大統領就任式まで時間は少ない。ハメネイ師が国民投票を受け入れるか否か、イスラム体制に復元力が残っているかを占う最後の試問だ」と述べた。

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2009/07/21
06:22
【イラン騒乱】改革派ハタミ師「国民投票を」

2009.7.20 21:30
集まった聴衆に手を振るイラン改革派の実力者ハタミ前大統領、2008年10月撮影(AP)集まった聴衆に手を振るイラン改革派の実力者ハタミ前大統領、2008年10月撮影(AP)

 ロイター通信によると、イラン改革派の実力者ハタミ前大統領が、6月に行われた大統領選後の混乱の解決策として「国民投票の実施」を要求した。複数の改革派ウェブサイトが20日伝えた。

 ハタミ師が所属する政治組織「闘う聖職者たち」も声明を出し、再選されたアハマディネジャド大統領の政府の正統性について民意を問うべきだと訴えた。

 イランの憲法では国民投票を実施する権限は最高指導者ハメネイ師にあり、同師はアハマディネジャド大統領再選を支持しているため、実現の可能性は低いとみられる。

 ハタミ師は「現在の状況から抜け出すには国民投票が唯一の道だ」と主張し、「国民に現状に納得しているかどうか、聞かなければならない」と述べた。(共同)

2009/07/21
06:21
仏、UAEに軍事基地 陸海空の3拠点、イラン抑止狙う

図:  

【パリ=国末憲人】フランスがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに軍事基地を開設し、この秋から本格的に運用する。仏にとって50年ぶり、アフリカ 以外で初の国外軍事拠点。ペルシャ湾を挟んで向き合うイランへの抑止を狙ったとみられ、湾岸地域への関与に慎重だった仏の戦略転換と受け止められている。

 仏大統領府によると、仏はアブダビ近郊に陸海空3カ所の拠点を設置した。海軍拠点では8ヘクタールの敷地に長さ300メートルの岸壁を設け、空母以外の すべての艦船の寄港を可能とし、沖合に停泊する空母への支援設備も整えた。空軍は、UAEの基地の中に08年から先行して戦闘機ミラージュなどを配備し、 陸軍も別のUAE基地内に拠点を設けた。

 9月までに3カ所で総計約500人の部隊を配備する。

 イランを牽制(けんせい)するとともに、イランの動きに関して情報を収集するのが目的と、仏メディアはみる。フィガロ紙は「核開発問題などをめ ぐって交渉が決裂すると、米国のイラン攻撃の可能性は否定し切れない。その際の備えとなる」と分析。また、アフガニスタン支援への中継基地の役目を果たす ほか、イラク、パキスタンといった紛争を抱える国の有事に対応する意図もあるとみられる。

 仏は従来、自国の国益に直接結びつくアフリカ諸国の紛争に積極的に介入してきたものの、その他の地域での軍事活動には慎重な姿勢を保っており、国 外の基地も植民地時代を引き継ぐアフリカのみだった。UAEとは95年に安保協定を結んだものの、シラク前大統領も基地設置には消極的だったといわれる。 フィガロ紙は「仏戦略地政学上の大転換」と位置づけた。

 サルコジ大統領は仏外交専門誌のインタビューで「この地域の安定に貢献することは、世界の安定にとって不可欠だ」と説明した。
 

 今回の基地設置は、仏とUAEとの思惑が一致した結果と取りざたされる。UAEはイランの脅威を常に感じてきた一方、隣の大国サウジアラビアへの警戒感 も強く、サウジと密接な関係を持つ米国への一辺倒の安全保障にも懐疑的。米英と異なる軍事パートナーを探していたという。

〈ティエリ・ドモンブリアル仏国際関係研究所長の話〉 仏が基地設置に踏み切ったのは、サルコジ大統領になって決定プロセスが迅速になったことに 加え、9・11テロやイランの脅威の増大によってこの地域でUAEの戦略的重要性が高まったからだ。イラン問題への欧州の関与を求める米国にとっても、仏 の湾岸進出は歓迎すべきことだ

2009/07/21
06:19
イランのハタミ前大統領、政府の正当性問う国民投票の実施求める

[テヘラン 20日 ロイター] イランの改革派であるハタミ前大統領は、大統領選挙をめぐる混乱を踏まえ、イラン当局に対し政府の正当性を問う国民投票を実施するよう求めた。ハタミ氏寄りのウェブサイトが伝えた。

 それによると、ハタミ氏は「現在の状況を打開する唯一の道は、(政府の正当性を問う)国民投票を実施することだ」と主張。「国民は現在の状況に満足しているか問われるべきでないか。もし大半の人々が現状に満足しているなら、われわれも受け入れる」と述べた。

2009/07/21
06:19
UAE警察、中銀から4兆円盗もうとした5人逮捕

 [ドバイ 19日 ロイター] アラブ首長国連邦(UEA)の警察は、偽造書類を使って中央銀行から1兆5400億ディルハム(約4兆円)を盗み出そうとした容疑者5人を逮捕した。国営の首長国通信(WAM)が19日伝えた。

 WAMはアブダビの犯罪捜査部門の責任者の話として、UAE中銀から金を盗もうとする試みは、39日間で2回行われたとしている。容疑者の国籍などは明らかになっていない。

 UAEを構成する7首長国の1つで、貿易と観光の中心地になっているドバイは昨年、汚職取り締まりの強化に乗り出し、実業界や政界からも複数の逮捕者が出ている。