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中東観察

仕事の合間にちょくちょくこちらへ逃避予定。 もっぱら趣味。(09`06/02) 最近ではもっぱらデータバンク化。 ご自由にご利用下さい。(09`07/01) ※リンクはご自由にどうぞ。 最近相互リンクのご依頼が相次いでいますが、まずはリンクを張られてからお問い合わせ下さい。こちらも迅速に対処いたします。(09`07/01)
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2009/07/09
12:16
ラワルピンディ 心も解放される日は

 パキスタン首都近郊ラワルピンディの滞在先ホテルは厳重な警戒態勢を敷いていた。先月、北西辺境州州都ペシャワルの系列ホテルが自爆テロに遭い、 死傷者が出たためだ。正面は完全に封鎖され、出入り口は裏門だけ。ライフル銃を持った警備員が車を調べ、ホテル入り口で持ち物と身体の検査を受けた。

 軍によるタリバン系イスラム武装勢力掃討作戦が続く同州から逃れてきた国内避難民のキャンプを取材するため、パシュトゥン人の通訳に同行を頼ん だ。同州に多いパシュトゥン人はタリバンと同じ民族でパシュトゥー語を話す。通訳の男性は取材中、常に安全に気を配ってくれた。「タリバンが避難民に紛れ 込んでいる」との噂(うわさ)もあったからだ。

 無事取材を終えて戻る際、男性はホテルのかなり手前で車を降りた。理由を聞くと「パシュトゥン人の自分がいると、ホテルに入るのに手間取るから」と笑った。心からの笑顔でないことはすぐ分かった。 (古田秀陽)

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2009/07/08
11:29
「わたしは変化の象徴」=騒乱受け不満意識、改革派に転身?-イラン大統領

【カイロ7日時事】イラン大統領選に勝利した保守強硬派アハマディネジャド大統領は7日夜、テレビ演説し、2期目には経済政策に加えて、改革の推進や自由 の拡大、国民の権利などを重視すると施政方針を表明した。大統領選に勝利したものの、改革を訴えたムサビ元首相に大きな支持が集まったのを踏まえ、国民の 不満に耳を傾ける姿勢を示した。
大統領はこの中で「わたしは変化の象徴だ。改革を求めているのは、わたしに投票しなかった1400万の人たちではなく、(投票所に足を運んだ)国を愛する4000万の人たちだ」と述べた。その上で国民の意見を聴く機会を設ける意向を明らかにした。
また「さらなる自由を望む。芸術や文化の面でも一層の発展を期待する。警察が文化を監督することを望まない」と訴え、選挙戦でムサビ氏が主張して若者の支持を集めた自由の拡大や文化・芸術面での表現の自由を重視することを強調した。(2009/07/08-07:04)

2009/07/08
11:28
イラク:フセイン元大統領の墓への組織的墓参を禁止

 【カイロ和田浩明】イラク政府は6日、フセイン元大統領(06年12月処刑)の墓への組織的墓参を禁止する布告を出した。AFP通信などが報じた。周辺の学校が生徒の集団墓参を行ったほか、かつての支持者らが定期的に記念行事を行っていたという。

 フセイン元大統領の墓は北部の都市ティクリートに近い出身地の村オウジャにあり、米軍の作戦で殺害された2人の息子も近くに葬られている。

 フセイン元大統領は03年3月のイラク戦争開始後に逃亡していたが、同年12月に米軍に拘束され、イラクの特別法廷で人道に対する罪などで有罪判決を受け、06年12月30日に処刑された。

 独裁者として国際社会やイラク国民から指弾されたが、誕生日や処刑日には墓の周辺で支持者による記念行事が行われてきた。フセイン元大統領は、超大国米国に「抵抗」を続けたとのイメージから、イラクだけでなく他の中東諸国でも評価する声は根強い。

2009/07/08
11:22
米無人機攻撃か、12人死亡 パキスタン部族地域

2009.7.7 18:54

 パキスタン北西部部族地域にある南ワジリスタン地区で7日、米軍の無人機によるとみられる武装勢力の拠点への爆撃があり、地元テレビによると、武装勢力の少なくとも12人が死亡した。

 同地区で強い影響力を持つ武装勢力「パキスタンタリバン運動」がテロリストの訓練に使っていたという。

 部族地域はアフガニスタンに隣接、国際テロ組織アルカイダ幹部が潜伏しているとみられ、米軍やパキスタン軍は、タリバン運動のベイトラ・メスード司令官を狙った作戦を続けている。(共同)

2009/07/08
11:22
「自分は入植者、和平交渉できず」=内外で批判受ける極右外相-イスラエル

 【エルサレム7日時事】イスラエルのリーベルマン外相は6日、自身が率いる極右政党「わが家イスラエル」の会合で、パレスチナ和平問題で焦点となっているヨルダン川西岸におけるユダヤ人入植地撤去について、入植者の自分が交渉を担うのは不適切との考えを示した。
リーベルマン外相はこの中で、入植地撤去を求めるオバマ米政権のミッチェル中東担当特使との交渉を、外相でなくバラク国防相が行っている理由について、 「対米関係は重要で、入植者のせいで台無しになったと非難されたくない」などと述べた。同外相は、西岸に深く入り込んだエルサレム南方の入植地ノクディム に居を構えている。
リーベルマン氏は3月末のネタニヤフ右派政権発足で外相に就任したが、過去の反アラブ的な発言が災いし、和平を仲介するエジプトやヨルダンに無視を決め込まれている。(2009/07/07-14:40)