2024/11/26 04:27 |
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2009/07/23 15:48 |
イスラエルの知識人、ガザ攻撃で調査を要求 |
昨年末から3週間にわたったイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区攻撃について、作家のアモス・オズ、デービッド・グロスマン両氏らイスラエルの著名知識人が22日までに、無抵抗の住民に被害を与えた疑いが強いとして、軍から独立した機関による調査を求める連名の声明を発表した。
イスラエルの平和団体が最近、一般住民が「人間の盾」に使われ、作戦上必要がない砲撃や住宅破壊もあったなどの従軍兵士の証言集を発表したのを受けた動き。声明は、規律上の問題はなかったとする軍の説明は「事実と乖離(かいり)しているように見える」と指摘した。(共同)
2009/07/23 15:46 |
イスラエルのアラブ人用教科書から「ナクバ(大惨事=イスラエル建国)」の記述削除 |
イスラエルのサール教育相は22日、同国のアラブ人小学生用教科書にある、アラブ人がイスラエル建国を「ナクバ(大惨事)」と呼んでいるとの記述を削除することを決めたと明らかにした。教育相は国会で「自国建国を大惨事とみなす国などない」と理由を述べた。AP通信によると、アラブ人の国会議員は「パレスチナ・アラブ系国民の存在に対する攻撃だ」と批判した。
ナクバの記述は2007年、オルメルト前政権の左派系の教育相の主導で初めてアラブ人用教科書だけに採用されたが、今春のネタニヤフ右派政権への交代を受け、わずか2年で姿を消すことになった。ユダヤ人用教科書にナクバが記述されたことはない。同国ではユダヤ人が建国記念日を祝う一方、アラブ人はナクバを悲しむ行事を毎年行っている。(共同)
2009/07/23 15:45 |
テロとの戦いと米国:第3部 アフガン非対称戦/1(その1) 民心つかむ情報戦 |
◇タリバンが「夜の手紙」/「証拠写真」で反論
「この戦争は、戦闘だけでは勝てない。住民の信頼が必要だ」。アフガニスタン南東部パクティカ州。先月初め、州都シャランにある米陸軍前線基地近くの地区センターで開かれた会議で、アフガン国軍のマルク大将が、同基地のベーカー中佐らに訴えた。
マルク大将はモスクワで学び、旧ソ連のアフガン侵攻(79~89年)では、アフガン反政府ゲリラと戦った。大規模な旧ソ連軍が敗れたのは、「住民の心をつかむ心理戦に負けたからだ」と振り返る。
◇
同州はアフガンでも最貧困地域の一つとされる。識字率は0・5%。ラジオのある家も少ない。だが武装勢力タリバンなどはこうした環境を生かし、独自の情報戦略を展開する。その一つが深夜、モスク(イスラム礼拝所)などに張り出す「ナイト・レター(夜の手紙)」だ。
今春、州内で見つかった「夜の手紙」は18ページにのぼる長文だった。「イスラム教徒は兄弟だ」「米軍は民家や結婚式を空爆している」「アフガン 政府は腐敗している」。反米・反政府感情をあおる言葉が続き、地元の宗教指導者に、住民に読み上げるよう指示。無視すれば「殺す」と脅す。
手紙に共感して10ドル程度の報酬と引き換えに、爆弾を埋める手伝いをする住民もいる。米軍は「10ドルタリバン」と呼ぶが、攻撃の対象にはして いないという。地元のパシュトゥン民族はワリという特有の規律を持ち、報復の規定もある。「彼らを殺せば別の敵を作り、住民を敵に回すことになる」(米 軍)からだ。
◇
シャラン前線基地の作戦司令室。ハイテク装備が並び、大画面には無人偵察機の映し出す映像がライブで流れる。その脇の一室で、広報のダグラス2等 軍曹らがチラシを作る。軍備や兵力では歴然とした差のある非対称の戦争。だが、ハイテク部隊の米国は古典的ゲリラ戦術をも駆使しなければ勝てない。
「米軍が罪のない男性を殺した」。今年4月、州内に張り出されたそんな手紙に、米軍は「証拠写真」入りのチラシで反論した。男はタリバンの爆弾製 造担当者で、兵器の押収写真を添えたという。ダグラス2等軍曹は、「地道に事実を伝えれば、住民の信頼につながるはずだ」と強調する。最近米軍は、武装勢 力を殺害すると銃を持った遺体などを撮影。アフガン国軍優勢の「証拠」として公表している。「武装勢力の情報戦に、我々は追い付きつつある」。ウルフ特務 曹長が力を込めた。【シャラン前線基地で大治朋子】
× × ×
圧倒的な戦力の米軍を、ゲリラ戦で振り回す武装勢力。泥沼化する非対称の戦争の現場を伝える。=つづく
2009/07/23 15:43 |
米・イラク首脳、米軍撤退後の復興を協議 10月に外資投資会合 |
【ワシントン=山本秀也】オバマ米大統領は22日、ホワイトハウスでイラクのマリキ首相と会談し、2011年末に最終期限を迎える駐留米軍の撤退後の協力関係について協議した。会談後、同大統領は「両国は経済協力や貿易の機会を広げることができる」と期待を示す一方、経済復興の基盤となる治安の安定化に向け、イラク政府の取り組みを促した。
首脳会談は、米軍戦闘部隊がイラク都市部から撤退したことを受けて行われた。治安の現状についてオバマ大統領は「イラクでは市民への殺害行為が続いているが、そうした試みは必ず失敗する」と警告した。
さらに、豊富な石油資源を持つイラク北部のクルド人地域などで治安の改善を図る必要を指摘。マリキ首相に対し、イラクの政府機関や軍が国内すべての民族・宗派から要員を吸収する政策的な対応を要請した。
これに対しマリキ首相は、イラクへの外国投資を呼び込むため、10月に本格的な投資会合を開催する計画を発表した。同首相は「戦争や独裁政権による破壊を経た国家が、安定と再建を進めるための取り組みだ」と語った。
2009/07/23 15:41 |
アフガン:拉致米兵の映像、ネット上で公開--タリバン |