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2009/06/29 13:07 |
一部票再集計は拒否 |
ムサビ氏ら 護憲評議会に疑問
【カイロ=松本眞志】イラン大統領選挙の候補だった改革派のムサビ元首相とカルビ元国会議長は27日、それぞれウェブサイトを通じて声明を発表 し、選挙結果の承認権を持つ護憲評議会が提起した選挙票の一部再集計の提案を拒否し、改めて投票そのものの無効を訴えました。両氏は声明で、イランの意思 決定機関の一つである護憲評議会の権威と正統性に初めて公然と疑問を投げかけました。
ムサビ氏は声明で、「この種の再集計は不明確さを排除できない。投票の無効以外に問題解決の道はない。なぜなら護憲評議会のメンバーのなかには公平でないものがいるからだ」と主張。カルビ氏も同様の意見を表明しました。
護憲評議会は国会決議を審議し、選挙候補者の適格審査を行う権限を持つなど、最高指導者に直結する国の最高意思決定機関。メンバー12人中、聖職者6人が現職大統領支持の最高指導者ハメネイ師による任命です。
同評議会はすでに、重大な違反はみられないとして再選挙の要請を否定し、アハマディネジャド大統領の再選を確定しています。
2009年6月29日(月)「しんぶん赤旗」
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