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中東観察

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2009/06/08
16:53
一神教の誕生 ~ユダヤ教からキリスト教へ~

という本を読んでいます。
講談社現代新書
加藤 隆/著

まだ話半分ですが、とても面白いです。
アニミズムが自然の感覚である日本人にもわかりやすいように
なぜ一神教という概念が成立したのか?という過程を、
ユダヤ人(ユダヤ教)と、中東の歴史を絡めながら説明しています。

・キリスト教が、ユダヤ教の分派として派生したこと。
・イエスはユダヤ人で、ユダヤ教徒だったこと。
・パレスチナでのイエスの活動はユダヤ教内部の一つの改革運動だったこと。
・イエスのこの当時の活動が、後にキリスト教と呼ばれるようになったこと。
・ユダヤ教がユダヤ人にとっての民族宗教であったのに対して、イエスの提案が、ユダヤの神は、ユダヤ人以外のすべての民族にも対応する普遍的な宗教であると主張したこと。
・ユダヤ人の民族的特長
・古代ユダヤ教の、宗教としての成熟する推移
・律法主義・神殿主義・エッセネ派・黙示思想の発端
などをわかりやすく説明してくれてます。

これから洗礼者ヨハネとイエスの共通点と問題点
神の支配について そして近代への章が進んでいく中で
イスラム教を除く二つの一神教が(なぜならこのテキストの中ではイスラム教との比較を行われていないから)この世界と、部分的には中東に
どのような影響を与えているのか、
理解の足がかりにしていきたいと思います。

時間がないので今日はここまで。
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