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中東観察

仕事の合間にちょくちょくこちらへ逃避予定。 もっぱら趣味。(09`06/02) 最近ではもっぱらデータバンク化。 ご自由にご利用下さい。(09`07/01) ※リンクはご自由にどうぞ。 最近相互リンクのご依頼が相次いでいますが、まずはリンクを張られてからお問い合わせ下さい。こちらも迅速に対処いたします。(09`07/01)
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2024/11/25
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2009/07/01
12:55
イラク:油田開発権、英中が落札 40年ぶり外資開放 日本企業折り合えず

 【カイロ共同】イラクの巨大油田・ガス田の開発に関する8件の入札が30日、バグダッドで行われ、南部ルメイラ油田を国際石油資本(メジャー)の 英BPと中国の国有石油大手、中国石油天然ガス集団(CNPC)の企業連合が落札した。イラクが油田開発を本格的に外資に開放するのは約40年ぶりで、イ ラク戦争後の復興資金確保に向けた足掛かりとなる。

 日本の石油資源開発はCNPCと連合で南部の西クルナ油田に応札したが、落札できなかった。日本企業関係者は「イラクが(金額などで)譲歩を迫った」ためだと話した。

 落札企業が決まったのはルメイラ油田1件だけ。応札企業がない案件が1件あったほか、大半の案件では金額面で隔たりが埋まらなかった。不安定な治安に加え、関係法令が未整備で、外資開放への反対論がイラク国内でくすぶるなどリスクが指摘され、企業側は慎重姿勢を示した。

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2009/07/01
12:55
治安部隊が祝賀行進=都市部撤退後初のテロ、26人死亡-イラク

【カイロ30日時事】イラク・米両政府の地位協定に基づき、イラク駐留米軍戦闘部隊が30日までに都市部撤退を完了、首都バグダッドでは同日、戦車や四輪 駆動車に乗ったイラク治安部隊が祝賀行進した。テレビ演説したマリキ首相は「イラクの全国民による偉業だ」と称賛。イラク治安部隊が都市部での治安維持を 全面的に担うことになり、2003年開戦のイラク戦争終結に向けて大きな転機を迎えた。
マリキ首相は「イラク人が自国を守れないと考える人たちは、決定的な判断違いを犯している」と述べ、イラク側が都市部での治安維持を担う十分な能力を身に付けたと強調した。
だが、米軍戦闘部隊の都市部撤退後初めての大規模テロが同日、北部の都市キルクークであり、AFP通信によると、市場で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、26人が死亡、56人が負傷した。
米軍の撤退により「治安面の空白」が生じ、アルカイダ系武装組織や旧フセイン政権支配政党バース党の残存勢力のテロが活発化するとの懸念は根強い。国民の信頼獲得に向け、イラク治安部隊に厳しい視線が注がれそうだ。(2009/07/01-01:05)

2009/07/01
12:54
大統領再選を公認

 【カイロ=松本眞志】イラン大統領選結果の承認権をもつ護憲評議会は29日、選挙での不正疑惑の指摘を受け全投票の10%の票を再集計した結果として、「大きな不正行為はなかった」とし、アハマディネジャド大統領の再選を公式に認めました。

 イラン国営テレビは、「護憲評議会は内務省への書簡で大統領選挙結果の正当性の承認を宣言した」と伝え、この問題での政府の最終判断としました。

 選挙翌日の13日に発表された公式結果ではアハマディネジャド氏の得票率は63%、改革派の大統領候補だったムサビ元首相は34%でした。

 一方、ムサビ氏は、護憲評議会の判断発表前にウェブサイトで声明を発表し、護憲評議会の対応を問題視し、票の再集計を拒否。選挙無効を主張しています。

 ムサビ氏は合法的抗議行動の継続を呼びかけており、治安当局の街頭デモや集会に対する規制強化への対応としてストライキなど市民的不服従の戦術も模索しているとされます。

2009/07/01
12:54
イラク:米軍都市部撤退 不安と期待交錯する難民の思い

 【カイロ和田浩明】駐留米軍の戦闘部隊が都市部から撤退したイラク。だが、03年3月の米軍侵攻後に国外に脱出した約200万人のイラク人の中に は、治安への懸念から帰国をためらう人も少なくない。「米軍がいなくなって大丈夫なのか」「米軍は約束通り完全に出て行くのか」。難民たちは相反する思い に揺れている。

 「新聞に顔や名前が出たら、イラクの親類に害が及ぶかもしれない」。カイロ近郊で暮らすワリドさん(80)、イナスさん(70)夫婦=いずれも仮名=はおびえた様子で話した。

 治安が極端に悪化した06年、娘と3人でバグダッドの自宅を逃れ、ワリドさんが大学を卒業したエジプトにたどり着いた。「安定するまでの数カ月」 と思っていた難民生活は3年近くに及んでいる。月200ドルの生活費を賄うにはイラクから送金される年金だけが頼りだが、滞りがちだ。

 当初、米軍を「解放者」と考えたイナスさん。だが、その後の混乱で「責任を果たしていない」と感じる。一方で、イラク政府の治安維持能力にも疑念がある。米軍の都市部撤退で「また紛争が起きるのでは」と憂慮する。

 「世界一美しい町」バグダッドに戻りたいが、治安への不安が強過ぎる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に第三国への移住も申請したが、受 け入れられていない。「私たちにできるのは、状態が良くなるよう祈るだけ」。イナスさんの顔には疲労とあきらめがにじんでいた。

 ユセフさん(45)、カリダさん(42)夫婦のエジプト生活は6年目に入った。

 避難後に始めた化学製品製造業などが軌道に乗り、金銭的な不安は少ないがユセフさんは「親類が何人も誘拐されており、帰国する気になれない」と話す。少数派のイスラム教スンニ派だけに、多数派であるシーア派主導の現政権下では「差別される」との不安もぬぐえない。

 米軍に対しては「約束通り11年末に完全撤退する保証はない」と言うユセフさん。早期撤退を求める気持ちは強いが「イラクの警察や軍も信頼できない」と心は揺れる。

 カリダさんは「もう戻れないのかもしれない、と思うこともあります」と目を伏せて話した。

2009/06/30
15:16
【イラン騒乱】ネット規制を拡大 日本の官邸HPもブロック

2009.6.30 11:34

 大統領選の結果をめぐる混乱が続くイランで、当局のインターネット規制が拡大している。イスラム教シーア派を国教とする厳格な宗教国家イランはポルノサイトなどを規制してきたが、対象を米ホワイトハウスや英BBC、さらには日本の首相官邸のホームページ(HP)にも広げている。

 規制強化は、選挙翌日に強硬派アフマディネジャド大統領が大差で再選されたと発表され、改革派支持者らが首都テヘランで抗議行動を開始した直後。当局が「改革派に偏向」と批判してきたBBCをはじめ、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)など選挙結果への疑問を示し、報道規制を批判してきたサイトが標的となった。(共同)