2024/11/25 13:50 |
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2009/06/30 15:16 |
イラン大統領選、監督機関が「重大な不正なし」…再選確定 |
イラン国営通信が伝えた。これにより、保守強硬派アフマディネジャド大統領の再選が確定し、改革派勢力は不正を訴える合法的手段を失った。
裁定は、ジャンナティ師から、選挙の実施責任者であるマフスーリ内相に書簡で通告された。書簡は「大統領選に関するすべての異議申し立てを慎重に 調査した結果、相当数は不正と認められず、残りは、これまでの選挙にもあった軽微な違法行為だった」と結論づけ、「多くの協議を重ねた結果、すべての異議 申し立てを却下した」と宣言した。
評議会は、選挙の無効と再選挙を求めるムサビ元首相ら改革派候補からの異議申し立てを受け、29日に全投票箱の1割を再集計した。評議会のカドホダエイ報道官は29日夜、国営テレビで再集計の終了を発表し、「票数に顕著な変動はなかった」と指摘した。
改革派勢力は抗議行動を継続するかどうか、厳しい選択を迫られそうだ。29日夜の首都テヘラン市内は、多数の警官隊が配置され、厳戒ムードに包まれた。
2009/06/30 15:15 |
イラク駐留米軍、都市部からの撤退完了 お祭りムードのバグダッド |
首都バグダッド(Baghdad)最大のザウラ公園(Zawra Park)では、国外で活動するイラクの人気ミュージシャン、サラハ・ハッサン(Salah Hassan)さん、カシーム・スルタン(Kassem Sultan)さん、アブド・ファレク(Abed Falek)さんらが参加するコンサートなどのイベントが開かれた。ステージには「イラクは主権と独立を回復した」と書かれた横断幕が見える。
20歳の青年、アフメド・アリさんは「(米軍がイラクに侵攻した)2003年以降、一度もパーティーに行けなかったけど、やっと大好きなミュージシャンのライブが聴けた」と喜ぶ。
一方、イラクの軍と警察は引き続き厳重な警戒態勢をとっている。コンサート会場に入場するまでには3重のセキュリティーチェックを通過する必要がある が、歓喜にわく市民らの間から苦情は出ていない。それどころか、警備にあたる警察官らも、聴衆とともにダンスの輪に加わっている。
7月1日以降、イラクの都市や町村部の治安権限は全てイラクの軍と警察に移る。訓練支援や助言を行う少数を除き、イラクに駐留する約13万1000人の米兵の大部分は別の場所に移される。
イラクと米国の間で前年に合意した地位協定は、駐留米軍の完全撤退期限を2011年末と定めた。このほか、イラクでの作戦実行にあたっては、米軍司令官 にイラク当局から許可を受けることを義務付ける一方で、米軍は自衛権を保持するとしている。(c)AFP/Ammar Karim
2009/06/30 15:14 |
米軍がイラク都市部撤退完了 軸足アフガンへ |
同司令官は「全体としてイラクの安定は好ましい状況にある」と述べた。米兵は現在約13万人いるが、当面は郊外の基地でイラク治安部隊の訓練などにあたる。
オバマ政権は来年8月までに全土の戦闘部隊を撤退させ、2011年末までに非戦闘要員も含めた完全撤退を目指す。
イラクのテロなどによる民間人の年間死者数は、08年に1万人を切り、06年と比べ約3分の1に減った。
ただ、米軍の都市部撤退期限が迫るにつれてテロが再び増加し、今月20日以降に200人以上が死亡。29日にも北部モスルでの爆弾テロで10人が死亡するなど、不安定さも残っている。
イラク治安部隊の能力向上や、イスラム教スンニ派、シーア派など宗派間の対立感情の解消が、イラク・マリキ政権の課題となる。今後、治安悪化が顕在化することがあれば、米軍の撤退日程に影響を与える可能性もある。
【イラク駐留米軍】 2003年3月に始まったイラク戦争を受け、米軍がイラクに送り込み、現地で治安維持などに従事。ブッシュ前米大統領は07 年初めから計3万人規模の部隊を追加派兵し、一時は17万人規模に膨れ上がった。その後の治安好転で増派部隊は08年7月末までに撤収した。米軍駐留の新 たな根拠となる米イラク地位協定は09年1月に発効。米軍戦闘部隊が11年末までに全面撤退すると定めた。
2009/06/30 15:13 |
「われわれは主権を回復した」 イラク首相が国造り訴え |
ロイター通信によると、イラクのマリキ首相は29日、米軍戦闘部隊の都市部撤退を受け、首都バグダッドでイラク治安部隊幹部を集めた会合を開き、「われわれは主権を回復した。近代国家建設に向けて前進しなければならない」と訴えた。
米軍の都市部撤退でイラク治安部隊が全土で治安維持権限を持つようになることについて、イラクでは事実上の「主権回復」と受け止められている。バグダッドでは同日夕、記念集会が開かれ数万人が歌い、踊って祝った。
一方、米国のヒル駐イラク大使は同日、ロイターとのインタビューで、米国は長期的な軍事駐留を望んでいないとあらためて強調。「最終的にはイラク人自らが政治的な問題も解決するようになるだろう」と述べた。(共同)
2009/06/30 15:12 |
イラン護憲評議会、選挙結果を承認 アフマディネジャド大統領の再選確定 |
国営放送によると、護憲評議会のアフマド・ジャンナティ(Ahmad Janati)事務局長は、「異議が申し立てられていたものの大部分は、違反や不正とはいえず、どの選挙でも起こるささいな規則違反にすぎない」と結論付けた。
大統領選の結果をめぐっては、敗れたミルホセイン・ムサビ(Mir Hossein Mousavi)元首相が、「恥ずべき不正」があったとして批判していた。また、こうした批判を受け、護憲評議会が行った一部の票の再集計についても、ムサビ氏支持者は参加を拒否する意向を表明していた。
公式発表によると、アフマディネジャド大統領の得票率は63%で圧勝したとされている。ムサビ氏の得票率はわずか34%で、アフマディネジャド氏とは1100万票の差がついている。
複数の目撃者によると、テヘラン市内の主な広場には、抗議行動の再発を防止するため、警棒などをもった数千人の警官隊や革命防衛隊傘下の民兵組織「バシジ(Basij)」が配備されているという。(c)AFP/Jay Deshmukh