【モ ロニ(コモロ)1日AFP=時事】アフリカ東岸の島国コモロの沖合いで乗客・乗員153人が乗ったイエメン航空の旅客機が墜落した事故で、14歳の少女が 救出された。墜落したエアバス310型機は多くの欠陥が見つかり、フランス当局から同国の空域を飛ぶのを禁止されていたという。(写真は、涙を流す事故機 の乗客の関係者)
少女は犠牲者の遺体や同機の残骸が浮かぶ海で泳いでいるところを発見され、救出された。救出者は、「救命用浮き袋を投げたが少 女にはそれをつかむ力がなかったので、海に飛び込んで助け上げた。ぶるぶると震えていた」と語った。少女は病院に収容されて手当てを受けており、意識はあ り、話すこともできるという。
フランスのビュスロー運輸担当相は、事故機はコモロの首都モロニの空港に着陸しようとして1回目にうまくいかず、 引き返して2度目の着陸を試みようとして墜落したと述べた。同相はまた、同機は2007年の検査で多くの故障などが見つかり、それ以来、フランス領空内で は航行していないと語った。
事故機の乗客の多くは、フランスのパリ、マルセイユ経由でイエメンの首都サヌアの空港に到着し、そこで事故機に乗り換えてコモロに向かっていた。 〔AFP=時事〕(2009/07/01-11:10)
2024/11/24 21:13 |
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2009/07/10 11:32 |
アフガン:昨秋以降、武装勢力攻撃57%増 民間人死者505人--米報告 |
報告書によると、昨年10月から今年5月までに戦闘で死亡した米兵は67人、戦闘に巻き込まれ死亡した民間人は505人。民間人被害の75%は武装勢力によるという。
一方、マレン統合参謀本部議長は8日、ワシントンで講演し、アフガンでのタリバンなどとの戦闘について、「今後12~18カ月で流れを変える必要がある。戦闘は非常に厳しいものになり、犠牲を伴う」と厳しい見方を示した。
2009/07/09 12:28 |
「米国よりイランが怖かった」 米FBIがイラク・フセイン元大統領の供述公表 |
【ワシントン=有元隆志】米連邦捜査局(FBI)はこのほど、イラクのフセイン元大統領への取り調べの機密指定を解除した。元大統領はイラクが大量破壊兵器を保有していなかったにもかかわらず、国連の査察を拒否したのは、脅威と見なしていたイランに弱みをみせないためと説明したほか、2003年の開戦後もしばらく首都バグダッドにとどまっていたことを明らかにした。イラク戦争をめぐるナゾの解明につながるとして注目されている。
公表されたのは2004年に行われた20回の取り調べと、元大統領と捜査官との5回の会話記録。米ジョージワシントン大の国家安全保障公文書館が情報公開法に基づいて入手した。
大量破壊兵器の保有はイラク開戦の大義とされた。元大統領の供述は、フセイン政権が米国よりも隣国イランをより脅威とみなしていたことを裏付けている。
フセイン元大統領は自身が替え玉を使っていたとみられていたことについては、「映画のマジックの話で現実ではない」と否定。ただ、米国から居場所を突き止められるのを防ぐため、1990年から電話を使ったのは2度だけで、頻繁に睡眠場所も変えていたという。
元大統領は国際テロ組織アルカーイダのウサマ・ビンラーディン容疑者を「狂信者」と呼び、同容疑者と会ったこともなければ、米国に対峙(たいじ)するためテロ組織と協力したこともないと述べたという。
イラク開戦前、ブッシュ前大統領は「フセインはアルカーイダを前線部隊として使おうとしている」などと、フセイン政権とアルカーイダが連携していると訴えていた。
元大統領は国際テロ組織アルカーイダのウサマ・ビンラーディン容疑者を「狂信者」と呼び、同容疑者と会ったこともなければ、米国に対峙(たいじ)するためテロ組織と協力したこともないと述べたという。
イラク開戦前、ブッシュ前大統領は「フセインはアルカーイダを前線部隊として使おうとしている」などと、フセイン政権とアルカーイダが連携していると訴えていた。
まったく合衆国がやることは毎回一緒かよ!?
呆れるぜ。それ以上に恐怖だぜ。今回の戦争に関して
きっちり合衆国を裁くべきだと思う。改めて思う。
世界を構成しているおは中東も含む多様性なのだから。
指針を作り、それに則るというフォーマットを踏襲していかなければ
その時代に覇権を握る大国なり組織ならば
何をしてもいいということになる。
それはあまりに不健全ではないか。
『理想』という言葉をしっかり具現化していかなければ
人類とは言えまい。
2009/07/07 14:12 |
【日々是世界 国際情勢分析】イラク誘拐報道が物語る米軍撤退後の懸念 |
イラクの首都バグダッド近 郊の町で、身代金目当ての複数の誘拐事件が発生した。地元住民らは、事件にイラク陸軍の大佐が関与したと非難していると、地元テレビ局は伝えた。報道が伝 えられたのは、町の治安維持権限が駐留米軍からイラク軍に移譲された時期と、ほぼ同じだった。報道は、米軍の都市部撤退後の治安情勢に対する住民の不安を 物語っている。
テレビ局の報道を紹介したのは、6月29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版。町が抱える懸念は、誘拐事件だけではない。この局は、住民の家に赤い「X」マークがスプレーで塗りつけられていたと報じた。住民は、このマークがイスラム教スンニ派の家族の家にだけ付けられていたと信じていて「恐らく私たちは、何かの標的にされている」とおびえた調子で語った。
駐留米軍は6月28日、イラクの都市部から去った。米・イラク地位協定に基づいて、2011年末までに、全土から完全撤退する。誘拐事件やマーク騒動の真偽はともかく、スンニ派住民の不安の背景にあるのは、米軍の監視がなくなった後のシーア派主導イラク政府に対する“恐怖”だ。
2009/07/01 12:58 |
生存の少女1人を救出=欠陥機か-イエメン機墜落事故 |
2009/06/30 15:09 |
【イラン騒乱】護憲評議会、選挙結果を承認 アフマディネジャド大統領の再選確定 |
【カイロ=村上大介】イランの護憲評議会は29日夜(日本時間30日未明)、今月12日に投票された大統領選挙の開票結果を承認し、強硬保守派のアフマディネジャド大統領の再選が確定した。国営テレビが伝えた。当局は選挙のやり直しを求めていた改革派のムサビ元首相らを支持する市民の抗議デモを警戒、治安部隊が首都テヘランの街頭に展開している。
護憲評議会議長のジャンナティ師は「徹底的かつ包括的な調査の結果、(選挙に不正があったという改革派からの)異議申し立てのほとんどは、違反や不正ではないことが判明した」などとする書簡を内務省に送り、評議会の決定を伝えた。護憲評議会は選挙結果を最終的に承認する権限を持つ。
フランス通信(AFP)などによると、テヘラン中心部の主要な広場や大通りには、機動隊と強硬派の民兵組織バシジ(人民動員軍)が配置され、評議会の決定を不満とする改革派支持者らによる抗議デモの発生を警戒した。