2024/11/25 02:21 |
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2009/07/16 15:09 |
イランに対話受け入れ迫る=「今こそ行動の時」と米国務長官 |
2009年07月16日12時50分 / 提供:時事通信社
クリントン長官はイランについて、「周辺諸国への威嚇やテロ支援をやめるならば、地域における建設的な担い手になる」と指摘するとともに、「人権に関する義務を果たすなら、国際社会における責任ある立場に就くことも可能だ」と語った。
長官はそのうえで「イラン指導部に、さらなる国際的な孤立化か国際社会参加の恩恵かの選択をさせることが重要」との考えを示した。
また長官は、対話は力のなさを表すものとの批判を一蹴(いっしゅう)し、併せて、自国や同盟国を守るのに、米国が軍事力の行使をためらうことはないと警告した。〔AFP=時事〕
2009/07/16 11:27 |
「行動するのはいまだ」 米国務長官、イランに対話呼びかけ |
【ワシントン=有元隆志】クリントン米国務長官は15日、ワシントン市内で講演し、イラン政府が先月の大統領選の結果をめぐる抗議デモを弾圧したことについて、「容認できない」としながらも、核問題をめぐるイランとの直接交渉は推進する考えを示した。長官は「行動するのはいまだ」と対話に応じるようイランに呼びかけた。
長官は直接交渉に関して、「イラン側に対して、国際社会の一員として参加するか、さらなる孤立の道を歩むかの選択肢を示す最もよい機会となる」と意義を強調した。
ただ同時に、「大統領も私も対話に幻想は抱いていない。対話の機会は無期限に開かれているわけではない」とも述べた。オバマ大統領は5月中旬に行われたネタニヤフ・イスラエル首相との会談で、交渉期限は設けないものの年末までに交渉の進展を見極める方針を表明した。
クリントン長官はイラン政府の大統領選後の対応について、「暴力で国民の声を封じ、外国人記者や国民を逮捕し、追放することで行動を隠そうとしたやり方には驚かされた」と批判した。
2009/07/16 11:26 |
イランに対話受け入れ迫る=「今こそ行動の時」-米長官 |
クリントン長官は、イラン大統領選後の抗議デモに関し、「暴力で国民の声を封じ、外国人記者や国民の逮捕・追放によって行動を隠ぺいしたやり方には驚かさ れた」と批判。一方で、イランを無視してきたが、同国の核開発を阻止することはできなかったとして、直接対話の必要性を強調した。
その上で、「イランに責任ある一員として国際社会に参加するか、さらなる孤立の道を歩み続けるかという明白な選択をさせることが重要」との考えを示した。(2009/07/16-09:12)
2009/07/15 12:14 |
オランダにアフガン駐留NATO部隊への参加継続を望む=米大統領 |
2009年07月15日10時18分 / 提供:時事通信社
オバマ大統領は、アフガンに駐留する連合軍へのオランダの参加が議論の的になるのは分かっていると述べた。大統領によると、バルケネンデ首相との会談で は、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)の一員としてオランダがアフガンで果たしている重要な役割について協議した。大統領はオランダ軍について 「アフガンに展開する最も傑出した軍の一つであり、軍事的な能力だけでなく、現地の文化や政治に対する洞察力も非常に優れている」とたたえた。
これに対しバルケネンデ首相は「私と大統領は同じ価値観を共有している。大統領とは人権、金融危機、それにエネルギーや気候変動の問題について協議した」 と述べた。さらに「われわれは非常に多くの共通した事柄を抱えているので、協力できると確信している。アフガンでも協力することが大切だと考える」と語っ た。そのうえで「オランダがアフガンに背を向けることはないと強調したい。われわれは責任を感じており、要請があれば、協力を真剣に検討する」と力説し た。
オランダは現在、約2000人の部隊をアフガンに派遣している。同部隊はISAFに参加して、主として同国南部のウルズガン州に展開している。オランダ部隊の駐留期限は2010年に切れる予定になっている。〔AFP=時事〕
2009/07/15 09:50 |
アフガンで脅威増す路肩爆弾 米軍、装甲車両の導入急ぐ |
【ワシントン=有元隆志】アフガニスタンで路肩爆弾などの簡易手製爆弾(IED)の被害が急増している。アフガンへの増派作戦を始めた米軍は、IEDを「最大の脅威」(マレン統合参謀本部議長)と位置づけて、被害を防ぐため装甲車両の導入を急いでいる。
米軍によると、6月にアフガンでIEDを使った武装勢力による攻撃回数は736件と過去最高を記録した。昨年6月の攻撃回数(306回)から倍増している。米軍兵士らの死傷者数も増えており、23人が死亡、166人が負傷した。
マレン議長は8日の講演で、「(IEDは)より精巧になってきている。イスラム武装勢力タリバンはIEDと他の手段の組み合わせで米軍と戦っている」と語った。
マレン議長によると、アフガンに新型装甲車(MRAP)を数千両配置しているほか、さらにMRAPと同様の機能を持つ軽量の新型車両を12月から導入する予定という。
米軍はこのほどアフガン南部で海兵隊員約4000人を投入して、大規模なタリバン掃討作戦を開始した。マレン議長は8月中頃までに戦況の評価作業を行い、さらなる増派が必要かどうかなどを判断するとしている。
ゲーツ国防長官は増派戦略の遂行にあたり、アフガン駐留米軍トップのマキャナン司令官を更迭し、特殊作戦軍司令官を務めるなど武装勢力掃討作戦に手腕を発揮してきたマクリスタル氏を新司令官に起用した。
アフガンではイスラム原理主義勢力タリバンの活動が活発化しており、オバマ大統領は3月下旬に発表した新戦略を実施するにあたり、2万1000人の米軍増派を決めた。